今日は10時から県南都市問題協議会です。
県南都市問題協議会というのは、戸田市、蕨市、川口市の県南三市が行政課題について広域的に連携し取り組む団体で、今日は総会・研修会でした。
三市の市長、議員の方々が集まりました。
川口市の岡村ゆりこ議員にもお会いできて嬉しかったです。

総会では、各専門部会の報告、平成28年度事業報告、平成29年度事業計画等について協議しました。

研修会では、慶応義塾大学名誉教授の竹中平蔵先生によるご講演でした。
私も大学時代、授業を受けたことがあります。当時から、竹中ゼミは人気ゼミでした。
ご講演のタイトルは「新たなる日本経済と地域の展望」というものです。
キーワードは「バルコニーに駆け上がれ」で、国づくりまちづくりを行うときは大所高所のビジョンを持つことが大切だということと理解しました。
今、世界には二つの風が吹いていて、一つは乱気流。アメリカのトランプ大統領の誕生やイギリスのEU離脱の流れです。
もう一つは偏西風。偏西風は地球の自転による風でいつでもどこでも吹いている風。第四次産業革命とも言われるAI等の急速な成長です。
乱気流を把握しつつ、偏西風にチャレンジすることが大切だということだと思います。

このような講演会を拝聴する機会はよくあり、たいていは「現状を説明するもの」ですが、竹中先生のお話は「リーダーシップをとる人」つまり「方向性を決断する人」のお話だと感じました。
お話を伺いながら、竹中先生が国際情勢や経済状況を見ながらどのように価値判断を付けていくのか、その思考過程の一端を想像できて大変勉強になりました。

どうもありがとうございました。
写真はNGでしたので、代わりに顔写真入りのレジュメを持ってみました。