今日は健康福祉常任委員会の視察で、東京都町田市にお伺いしました。
健康福祉常任委員会の今年の年間活動テーマは認知症施策で、今年5月に福岡県大牟田市、熊本県山鹿市の認知症施策について学びました。
今回は、認知症施策のうち、特に認知症“予防”施策について学ぶべく、東京都町田市にお伺いしました。
町田市は、人口429,114人、高齢者数111,579人、高齢化率26.0%です(2017年4月現在)。
今日は主に①町田を元気にする「町トレ」、②65歳からの認知症予防「認知症予防教室」、③介護人材確保事業「アクティブシニア介護人材バンク」等について学びました。
①町トレは、市と医療・運動の専門家によるストレッチ等を行うもので、東京オリンピックの公認プログラムにもなっています。
大人気で、去年は7教室だったものが、今年は39教室まで増えたそうです。
②認知症予防教室は、今回最も視察をしたかったもので、質疑も集中しました。
ファシリテータを養成し、5日間の認知症予防プログラムを運営します。
認知症予防プログラムは、旅行、ウォーキング、料理等のグループ活動を行います。
認知症予防プログラムの前後には、「ファイブコグ」という脳機能検査を行い、効果測定をします。
検査対象数が少ないためはっきりした結果は出ていないものの、一定程度の有意性が表れているそうです。
③介護人材確保は、職員確保状況が56.2%(2013年度調査)から46.2%(2016年度調査)へ減少したこと等から介護の担い手を育成しています。
例えば、介護人材バンクを設置し事業実施したところ、事業参加者数は2.308人で、これらの事業から就労につながった人数は44人とのことです。
戸田市の高齢化率は15.9%で県内一低い数字ですが、これは将来的な急激な高齢化を表しています。
そのためにも特に認知症予防事業は是非とも必要な政策だと思います。
これらも踏まえて、今後提言書の取りまとめていきたいと思います。
町田市議会の議場です。
会議室には、町田市と戸田市の旗が飾ってありました。細
建て替えたばかりの新庁舎。総額約150億円だそうです
議会のフロアにある議員宛メッセージボックスです。これ