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[無所属県民会議]会派視察ー栃木県議会「県立高校の共学化」について

今日は栃木県教育委員会にて、「県立高校の共学化」についてお話を伺いました。
昨日伺った宮城県ではすでに全県の県立高校が共学化をしていますが、他方栃木県ではまだ県内で別学高校が8校残っています。
これまで、平成16年から第1期、平成29年から第2期の「県立高等学校再編計画」を策定し、令和6年に第3期「県立高等学校再編計画(案)」を公表しています。
この第3期計画の中で、男女共学化については、「男女共同参画を促進する観点や性差による制限がない学校選択肢を拡充する観点等を踏まえ、共学化を推進する。共学化の推進に当たっては、男女共学・別学についての県民世論に配慮する」旨が記されています。
また、令和4年県立高校の在り方検討会議において、「男女別学校については栃木県の特色の一つではあるが、今後生徒数の減少が進む中、学校活性化に向けて共学化も考えられることから、男女別学校の共学化については、各高校や地域の実情等に応じて行う」という方針を継続することが望ましい」とされています。
実際には、県民アンケートのなかで、男女共学が望ましいが7割、別学が残っていたほうがいいが7割だったとのことで、丁寧に学校の再編を進めてきたようです。
具体的には、共学化の条件が整ってきたところは進め、他方、条件や世論が高まっていない状況で生徒から別学の選択肢を奪うことはすべきではないと考え別学を維持するなど、世論を注視しながら男女共学を進めてきたそうです。
実際に共学化をした現状は、少子化による共学化、複数の別学があったことによる共学化、同じ地域に男子校だけ・女子校だけが多くなったことによる共学化等、それぞれ背景は異なるようです。
栃木県では世論・県民の声を丁寧に聞いて進め、現実的に一校一校の状況に合わせて、時間をかけて進めているように受け止めました。
栃木県教育委員の皆さん、どうもありがとうございました。
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