今日は茨城県鹿嶋市にある一般社団法人アントラーズホームタウンDMOに、観光施策の推進を視察に伺いました。
埼玉県では、県土独自の観光資源の創出に向けた各地域の取組みを支援することで、本県への誘客を促進する必要があり、茨城県の取組みを学びました。
茨城県では、スポーツツーリズムを核とした地域の観光プラットフォームを確立し、「観光の力」で交流人口の拡大や雇用の創出、地域経済の活性化等の地域課題の解決に取り組んでいます。
観光地域づくり法人(DMO)とは、地域の「稼ぐ力」を引き出すとともに地域への誇りと愛着を醸成する「観光地経営」の視点に立った観光地域づくりの舵取り役として、多様な関係者と共同しながら、明確なコンセプトに基づいた観光地域づくりを実現するための戦略を策定するとともに、戦略を着実に実施するための司整機能を備えた法人だそうです。
同法人は、鹿行地域の5自治体や地元サッカーチームである鹿島アントラーズを含む4企業を参画団体とし、 観光客誘客のための「着地型旅行事業」とDMO自走化のための「収益事業」を二本柱に、「地域の稼ぐ力」を向上させるための事業を展開しています。
着地型旅行事業では、スポーツ合宿だけではなく、豊かな自然環境と歴史文化など地域の観光資源を生かしたプランを企画しています。
私からは、茨城県では首都圏から日帰りができる距離でもあるため、宿泊につなげる工夫や、ターゲットは首都圏か全国かインバウンドかをお尋ねしました。
ご回答としては、やはり日帰りできる距離であったり、二次交通(スタジアムから宿泊・飲食施設)までの手段が少なかったり、といった点で、宿泊につなげるのは難しい面もあるのもも、農作業体験等と組み合わせて宿泊へつなげたり工夫をされているとのこと。
また、ターゲットは首都圏もありつつ、インバウンドも見ているとのこと。
同様に、関東近郊でサッカーチームを持つ自治体として大変参考になりました。
一般社団法人アントラーズホームタウンDMOの皆様、どうもありがとうございました。
〇一般社団法人アントラーズホームタウンDMO