お祭りに参加しているときに地元町会の方より、「川岸三丁目交差点では横断歩道を渡る歩行者が自転車を含めて多く、川口方面から戸田公園駅方面に向かう車が左折することができず、渋滞が生じている。歩道橋を新設する、歩車分離信号を設置する、歩行者用信号機が赤になった後に車両用信号機が渡れるよう時間差を作るなどできないか」とご相談をいただきました。

すぐに私から歩道橋の新設、歩車分離信号の設置、信号機の時間差対応等について協議をしました。
所管もわかれ、多岐にわたる話ですので、長くなりますが、以下お知らせします。

■歩道橋の新設について
国道17号にかかる歩道橋であるため、道路管理者の管轄となり、大宮国道事務所と協議・要望しました。
その後現地確認を行っていただきました。
現地確認の結果、
〇自転車の交通量が特に多いと感じた。
〇そのため歩道橋の設置には、
・自転車通行用スロープがかなりの長さが必要であること
・周辺のマンションやお店等の移転の必要性があること
・該当箇所で道路用地を新たに確保するのが難しいこと
・警察の方針として、設置にあたって歩道との併設が難しく、現状の横断歩道を消すといった必要があり、交通の利便性が向上するかは不明ということ
等から、現状の用地では設置はほぼ不可能であることが確認された、とのことでした。

■歩車分離信号の設置について
信号機は警察の管轄であるため、警察と協議・要望しました。
〇現地は横断歩道の利用者が多いため、仮に歩車分離信号を設置しても渋滞の解消にはつながらないと思われる。現地での設置は難しい、とのことでした。

■信号機の時間差対応について
こちらも警察の管轄であるため、警察と協議・要望しました。
〇信号機の時間差対応ははすでに行っているが、歩行者と車両の信号の間隔をずらし、車両だけが通れる時間を増やしている。この間隔を改めて見直すことで渋滞の解消につなげられるかについて検討する、とのことです。

そこで、再度現地調査をしていただくこととなりました。
後日、町会の方と共に現地にて警察と協議する予定です。

国道と県道が交わる交差点で、歩道橋や信号機、信号機の時間差対応等、色々と所管や対策が複雑ですが、引き続きできる対策を検討していきたいと思います。