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無所属県民会議
埼玉県議会

〈一般質問〉 14 地元問題について

(1)笹目川排水機場及び(仮称)戸田公園樋門の今後の整備と運用について

Q 金野桃子 議員 (県民)

令和元年東日本台風での被害を受け、私は過去複数回議会で、(仮称)戸田公園樋門の整備、笹目川排水機場の増強等、笹目川の治水対策を訴えて参りました。今回、笹目川排水機場の増強について、令和7年度当初予算として、大規模特定河川事業として、2,000万円の予算が付いたと伺いました。関係者の皆様へ感謝を申し上げるとともに、期待を込めて今後の見込みについて県土整備部長にお伺いいたします。また、(仮称)戸田公園樋門の運用について、地元市と密に協議をした上で、丁寧に地元住民への周知をする必要があると考えますが、あわせて県土整備部長にお伺いいたします。

A 県土整備部長

笹目川では、令和元年東日本台風による大規模な浸水被害を受けたことから、笹目川排水機場のポンプの増強及び(仮称)戸田公園樋門の設置を新たに河川整備計画に位置付け、冶水対策の強化に取り組んでおります。

笹目川排水機場のポンプ増強につきましては、これまでに必要となる設備の規模や配置等を検討する基本設計が完了し、令和7年度は詳細設計を進めてまいります。

また、(仮称)戸田公園樋門につきましては、令和6年度から基礎工事を進めており、令和7年度は基礎工事を完了させたのち、本体工事に着手します。

樋門の運用につきましては、戸田市と協議したうえで、丁寧に地元の皆様へ周知してまいります。

引き続き、流域の皆様が安全・安心に暮らせるよう、事業を推進してまいります。

 

(2)荒川水循環センター内遊歩道の整備を

Q 金野桃子 議員 (県民)

地元戸田市ではさくら川整備計画が進行しており、右岸には県が管理する荒川水循環センターがあります。地元市議会ではここに遊歩道を整備してほしいという声が上がっています。平成20年度頃の県と市との協議によれば、下水道処理施設からの臭気や景観対策のため設置した環境緑地帯の樹木がなくなることへの懸念が大きいことから、遊歩道の整備は進展しなかった経緯があると伺っております。しかし、その後荒川水循環センターの上に、いわば蓋をする形で上部公園ができ、協議当時とは状況が変わっています。今後地元からの声があった場合に、県としてはどのように対応するのか、下水道事業管理者にお伺いいたします。

A 下水道事業管理者

荒川水循環センター内に遊歩道を整備してほしいという声については、戸田市から報告を受けており、県でも認識しております。

一方で、遊歩道の整備に当たっては、地元からの要望に基づいて設けられた環境緑地帯の一部を伐採する必要があることから、合意形成が必要であると考えております。

その上で、今後、地元からの要望を受け戸田市からの相談がありましたら、施設管理者としての立場において、下水道施設の機能に支障がないかの確認や整備後の管理方法について、丁寧に協議を進めてまいります。

 

(3)県営戸田公園内第一艇庫及び空き地の利活用を

Q 金野桃子 議員 (県民)

県営戸田公園は東京オリンピックのボート競技の開催地として整備され、「ボートの聖地」として親しまれています。私もボートをこよなく愛する一人として、更なる利活用を期待し、以下2点お伺いいたします。まず、①第一艇庫について、私は令和4年9月定例会で改修を訴え、シャワー室等を改修していただきました。しかし、「既存浴室の改修に合わせて、宿泊者以外への利用の拡充や増設について検討する」とのご答弁でしたが、現在も利用は宿泊者に限定されています。宿泊者以外への利用の拡充はできないか、都市整備部長にお伺いいたします。次に、②漕艇場北側の隣接地に空き地があります。この土地は競技を間近に見られる絶好の場所であり、ここを利活用しないのは非常に勿体ないです。以前は、景観モデル地区推進プランの中で、ウッドデッキやエントランス整備も示された県営戸田公園が持つ可能性は非常に大きいと考えます。戸田市とも連携しながら、その可能性を広げていただきたいとの期待を込めて、空き地の利活用について、あわせて都市整備部長にお伺いいたします。

A 都市整備部長

県営戸田公園内の第一艇庫は漕艇場に隣接し、1階にはボートの艇庫、2階には漕艇場を利用する選手等が合宿可能な施設となっており、和室、浴室、シャワー、食堂等がございます。

県では令和7年3月に、シャワー室等の設備改修を実施し、現在、合宿所として利用されております。

宿泊者以外への利活用についてでございますが、令和6年度から福祉団体が、こどもの居場所づくり活動事業として厨房や食堂等を利用しております。

合宿所として利用していない期間の利活用について、さらに拡充できないか、ニーズを捉えるため、地元戸田市や公園利用者にアンケートを取るなど聞いてまいります。

次に、空き地の利活用についてでございます。

県営戸田公園内にある議員御指摘の空き地は、漕艇場と住宅街の間にあり、漕艇場に沿って長さ約70メートル、幅は舗装面で約4メートル、草地で約4メートル、合計約8メートルの、園路及び園地となっております。

この場所は、散歩や子供たちの遊び場等として利用されているほか、漕艇場の護岸の点検、維持管理で利用しており、また園地は、住宅街との緩衝帯としての役割も併せ持っております。

このため、園路や園地に新たに施設を設置することは、隣接する住宅の環境への影響が懸念されます。

このようなことも踏まえまして、さらにどのような利活用が可能かどうか、地元戸田市や指定管理者と協議してまいります。

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