続いて、4「県立高校の共学化について」です。
このテーマについては、これまで井上航議員、松坂喜浩元議員、八子朋弘議員が、共学化に反対・慎重の立場から質問しており、私もそれに続くものです。
私自身、志願者の減少や少子化、施設の老朽化などを背景に、当事者の声を踏まえて共学化を進めるのであれば、理解できる面もあります。
しかし、1通の苦情をきっかけに始まった今回の議論については、やはり当事者である生徒や受験生の声を十分に聞き、別学を希望する子どもたちにも選択肢を残すことが大切だと考えています。
今回の一般質問では、現在の別学校について、自らの性別とは異なる性別を対象とする学校への入学を希望する声を、県教育委員会として把握していないことが答弁から明らかになりました。
共学化ありきではなく、子どもたちの多様な希望を尊重し、選択肢を確保することが重要だと考えています。
引き続き、県議会で訴えてまいります。
—
4 県立高校の共学化について
(1)苦情申出に係る事実確認について
これまで、我が会派からは、井上航議員、東松山市長に就任された松坂喜浩元議員、八子朋弘議員が、共学化に反対・慎重の立場から質問をしてまいりました。前回の八子議員の質問に対する答弁の中で、共学化を求める市民団体から、「苦情申出人の情報は非公開であり憶測であった」との話があったとのことです。
第一に、他の団体からの要望書等にも苦情申出人が当事者であるという事実関係が確認されていない記載があったか、その後、それらの団体から訂正の申入れ等があったか。教育長にお伺いします。
第二に、令和4年4月の苦情申出には、「県立の男子高校が女子であることを理由に入学を拒んでいる」と記載されていますが、令和4年度の入学者選抜に際し、実際に女子中学生から県立男子高校への受験あるいはその反対の受験を希望する申出や相談があり、性別を理由として受験を認めなかった事実があったか。また、同年度に限らず、それ以降、県内12の男女別学校において、自身の性別と異なる学校への入学を希望する申出や相談が県教育委員会及び学校に寄せられた事実はあったか、教育長にお伺いします。
第三に、埼玉県男女共同参画苦情処理委員が勧告書をまとめる過程や、県教育委員会が「勧告書に対する措置報告書」をまとめる過程において、申出や相談の有無を確認したか、県民生活部長及び教育長にお伺いします。
■ 教育長
次に、御質問4「県立高校の共学化について」の(1)「苦情申出に係る事実確認について」お答えを申し上げます。
まず、他の団体からの要望書等において、苦情申出人を当事者とする記載があったかについてでございます。他の団体からの要望書等に、「高校入学を希望する生徒からの思いを受けての勧告」という記載がありましたが、その生徒が当事者であることについての記載はありませんでした。
また、当該団体から訂正したいとの申入れはございませんでした。
次に、自身の性別と異なる別学校への入学希望の申出等の有無についてでございます。令和4年度入学者選抜において、県教育委員会及び学校に入学希望の申出等はなく、性別を理由として受検を認めなかった事実もございませんでした。
また、それ以降の男女別学校の入学者選抜においても、同様の申出等が寄せられた事実はございません。
次に、「勧告書に対する措置報告書」をまとめる過程における申出等の有無の確認をしたかについてでございます。
自身の性別と異なる別学校への入学を希望する申出や相談の有無については、男女別学校へは毎年度確認をしておりますので、措置報告書をまとめる過程において、改めて確認はしておりません。
■ 県民生活部長
金野桃子議員の御質問4「県立高校の共学化について」の(1)「苦情申出に係る事実確認について」のうち、男女共同参画苦情処理委員が勧告書をまとめる過程における申出や相談の有無を確認したかについてお答えを申し上げます。
苦情処理委員は、県が実施する男女共同参画の推進に関する施策などに対する県民からの苦情等の申出について調査・検討を行う、第三者機関であり、県はその調査過程に関与する立場ではございません。
したがいまして、お尋ねの申出等の有無の確認について回答することは適切ではないと考えております。
(2)県内市町村議会で議決された意見書等への認識は
県内市町村議会において、私の地元である戸田市議会をはじめ、令和8年6月末時点で、上尾市議会、富士見市議会、羽生市議会、東松山市議会、春日部市議会、吉川市議会、伊奈町議会等から、県立高校の共学化について当事者である子どもの声を聞くよう求める趣旨の意見書が相次いで議決されています。共学化について、過去このように同趣旨の意見書が複数の市町村議会から提出されたことはあったか。その上で、教育委員会はこのことをどのように受け止め、今後、主体的・積極的に子どもの声を聞いていくのか、教育長にお伺いします。
■ 教育長
次に、(2)「県内市町村議会で議決された意見書等への認識は」についてでございます。
把握している限りでは、令和6年度の措置報告書以前に共学化に関して、複数の市町村議会から意見書が提出された事例はございません。今回、複数の市町村議会から意見書が提出されたことは、在校生や進学を目指す生徒の意見を丁寧に把握しながら、検討を進めるべきとの御意見として、重く受け止めております。男女別学校、共学校には多様なニーズがあることから、引き続き共学化に当たっては、県民の意見を丁寧に伺ってまいります。


最新レポートはコチラ





