今日は10時から決算特別委員会、午前中は産業労働部、午後は、保健医療部、警察本部の審査でした。
【産業労働部】
① 渋沢MIXの費用対効果と事業化の成果(433ページ)
令和7年7月に開設した「渋沢MIX」については、会員数717者、利用者数10,832人、相談件数325件、マッチング件数90件となっている。これらの取組によって、実際に新たな事業の創出や企業間連携、資金調達などにつながった事例は何件あるか。また、施設の整備費及び運営費に対して、どのような成果が得られたと評価しているか。今後、利用者数やマッチング件数だけでなく、事業化や売上増加などの具体的な成果を指標として設定する考えはあるか。
② 女性のデジタル人材育成と就業定着(408ページ)
女性のデジタル人材育成推進事業について、デジタルスキルの習得は男女を問わず必要であるが、男性を対象外としている理由は何か。また、男性向けに同等の無料講座はあるのか。特に、オンラインの基礎・応用講座については、運用・内容面で女性に特化したものがあるのか、受講機会を確保しつつ、既存教材を活用して男性にも受講対象を広げた場合に、問題が生じることはあるか。
③ AIを活用した若者の県内就職支援の実効性(396ページ)
令和7年度に開設した「埼玉県学生就職支援サイト『AI(あい)たまキャリア』」について、利用者273人、登録企業676社となっているが、実際に企業への応募や採用につながった件数は。また、登録企業数に比べて利用者数が少ないことについて、どのように分析しているか。県内企業の人材確保につながるよう、利用促進やマッチング精度の向上に向けて、どのような改善を図る考えか。
【保健医療部】
① 周産期医療体制と母体・新生児搬送の実効性(349~350ページ)
令和7年度は、県内に周産期母子医療センター12か所、新生児センター2か所を整備するとともに、母体・新生児搬送コーディネーターによって283件の搬送先選定を行っているが、搬送先が決まるまでに要した時間や、受入れ調整が難航した事例はどの程度あったか。また、医学的には集中治療を終えているものの、退院先や転院先が確保できず、入院が長期化している事例はあるか。あわせて、NICU及びGCUにおける長期入院児の人数と、それぞれの入院期間について伺う。
② AYA世代がん患者の在宅療養支援と市町村間格差(361ページ)
令和7年度は、AYA世代終末期がん患者の在宅療養支援事業について32市町を支援しているが、実際の利用者数と支援内容は。また、事業を実施していない市町村について、その理由や課題をどのように把握しているか。若年がん患者が居住する市町村によって支援を受けられるかどうかが異なる状況を解消するため、県内全域への事業の普及をどのように進める考えか。
③犬猫の殺処分数の削減について(375ページ)
犬猫の殺処分数は令和3年度からの5年間で大幅に減少しており、関係者の皆様のご尽力に感謝申し上げる。その上で、令和7年度に殺処分された犬5頭、猫30頭について、高齢、疾病、幼齢など、譲渡に至らなかった理由は何か。譲渡できるのに譲渡先がなく殺処分になった件数は。また、子猫の命を救うミルクボランティアの取組状況と成果は。さらに、令和4年6月から販売される犬猫へのマイクロチップ装着・登録が義務化されたが、令和7年度にマイクロチップによって飼い主への返還につながった事例は何件あったか。
【警察本部】
① 警察官175人増員の効果と警察力の適正配置(638ページ)
令和7年度は、サイバー犯罪や匿名・流動型犯罪グループへの対処能力を強化するため、警察官を175人増員しているが、増員した警察官の部門別・警察署別の配置状況は。国際犯罪は新規採用が0人だったようだが、捜査に支障はないか。また、増員によって、犯罪の検挙率や初動捜査の迅速化などに具体的にどのような成果があったか。県内では地域によって人口や犯罪発生状況が異なるが、警察官の配置について、人口、事件数、業務負担等を踏まえた適正配置をどのように検証しているか。
② 特殊詐欺対策の費用対効果と被害防止の実績(640ページ)
令和7年度は、特殊詐欺予防オートコールセンターによる注意喚起架電を718,097件実施するとともに、金融機関等と連携した水際防止対策を推進しているが、実際に被害を未然に防止できた件数及び金額は。また、特殊詐欺の認知件数及び被害額、詐欺の内容(新たな詐欺累計など)、前年度と比較してどのように推移しているか。注意喚起の実施件数だけでなく、被害防止の実績を踏まえて事業の費用対効果を検証し、より効果的な対策に重点化する考えはあるか。
③ 交通違反取締りと違反を未然に防ぐ道路環境整備(645ページ)
令和7年度は、交通違反の取締件数が315,816件であり、そのうち交差点関連違反が157,522件となっているが、同一箇所で違反が繰り返し検挙されている場所を把握しているか。また、違反が多発する箇所について公開していないが、公開することのデメリットは何か。道路構造や標識の視認性、交通規制の分かりにくさなど、道路環境に起因する問題がないか検証しているか。違反を検挙するだけでなく、道路管理者と連携して違反が起きにくい交通環境を整備し、交通事故の未然防止につなげる考えはあるか。
以上のやり取りを通して、私は以下の点を提言しました。
【産業労働部】
■女性のデジタル人材育成推進事業について
女性の就業支援という事業目的を維持しつつ、オンライン講座のうち、自宅等で個別に受講できるものについては、女性の受講機会を損なわない範囲で、性別を問わず既存教材を活用できるよう検討すること。
■「AI(あい)たまキャリア」について
登録者数や企業数だけでなく、応募・採用実績を成果指標として把握し、アンケートによる把握の場合は回答率の向上等により精度を高めること。また、利用者数が伸び悩む要因を分析し、周知方法やマッチング精度を改善して、県内企業の人材確保につなげること。
【保健医療部】
■周産期医療体制について
NICUの長期入院児について、入院が長期化する要因を把握し、医療機関や関係機関との連携を強化して、適切な退院・転院先の確保を推進すること。
■犬猫の殺処分について
殺処分の判断に係る客観的かつ透明性の高いガイドラインを策定するとともに、譲渡可能であるにもかかわらず、譲渡先が見つからないことを理由に殺処分される犬猫のゼロを目指すこと。
【警察本部】
■交通違反の未然防止について
交通違反の多発箇所を把握・公表するとともに、道路構造や標識の視認性等を検証し、道路管理者と連携して違反が起きにくい交通環境の整備を推進すること。


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