[平成28年6月議会]一般質問-市長答弁
最後に市長にお考えを伺いました。
やはり各部長の考えはあっても、今後どのようにまちづくりをして個々の政策を打っていくかは首長のお考えを伺う必要があると思い、伺いました。
◆市長の考え
こんの 戸田市がここまで人口が増えたのは市長の政策の成果ともいえる。ただ、人口流入のスピード、特に子どもの数の増加は市の計画より上回っていることもお示しした通りである。今後の政策として、これまで同様人を呼び込み、保育所・学童保育室・小中学校の整備を全力で進めるのか、あるいは適正人口を見据えて政策を変更する考えはあるのか。その際、撤退する企業等を引き留める施策を打つのか。個々の政策のひとつとして、保育所、学童保育室の時期を明記して「待機児童ゼロ宣言」をしてほしい。
市長 保育所・学童保育室の待機児童ゼロを目指して取り組む。人口については、2060年に14.9万人を目指す。その為の具体的施策を打ち、合計特殊出生率1.8を目指す。これは難しい数字であるのは実態だが、転出超過の30,40代を止める、女性の活躍、雇用確保、産み育てやすい環境、地域で支えながら人口像に向けた取り組みをできるか等、人口ビジョンに沿った政策を進め、現在の13.7万人から14.9万人を目指す。待機児童がゼロになる時期は取組みを一生懸命やるということで理解していただきたい。
[こんのコメント]
保育所のみならず、学童保育室についての「待機児童ゼロ」を明言したのは自治体の中でも珍しいと思います。明言するのは正直難しいかなと思っていたので、市長から明確に「保育所・学童保育室の待機児童ゼロを目指す」と力強いお言葉を頂けたのは、議員としてもとても嬉しく思っています。あとは、全力で整備を進めていくのみです。また、戸田市の将来像としても「2060年に14.9万人を目指す」と議場で明言されたのは大きいと思います。2016年の今現在で約13.6万人ですから、44年経たずとも残り1.3万人は突破しそうですが、市長の将来ビジョンを具体的に伺えたのは良かったと思います。