今日は会派「戸田の会」で和光市にある埼玉県立和光南特別支援学校を見学させていただきました。
〇埼玉県立和光南特別支援学校
県内には身体、知的、病弱、聾(ろう)、盲(もう)など35校の特別支援学校があるそうで、今回お伺いしたのは、知的障がいを持つ児童生徒の通う特別支援学校です。
特別支援”学校”は、通常学級(学校)に設置された特別支援”学級”よりも支援の必要な場合に通う学校で、和光特別支援学校(身体障がい)と隣にある和光南特別支援学校(知的障がい)があります。
こちらには、和光市、朝霞市、新座市、戸田市の小・中・高校生が通い(257名、H26.5.1現在)、そのうち戸田市は計96名(37.4%)と一番多く通っているそうです。対する教職員は121枚と少人数制であたっているとのこと。
▲戸田行のバスです。
生活習慣、運動機能、豊かな心情を養うとともに、基礎知識を培い、社会で自立できることを目指すという教育方針のもと、様々なカリキュラムを行っているそうです。
今日も平日の通常授業ということで、プールや音楽の授業の他、木工班、陶芸班、手芸班、パソコン班など拝見させていただきました。
感想としては、まず子どもたちが明るい!
活き活きと賑やかに学んでいる姿が印象的でした。もちろん大きな声を出したり、廊下を出歩いたりしている子どもたちもいましたが、それでも元気にあいさつをしてくれたり、出来上がった作品を見せてくれたり、黙々と作業に集中していたりとのびのびと学んでいました。
写真で子どもたちの一生懸命な姿や楽しそうな姿をお見せできないのが残念です。
今後の課題としては、入学希望者が年々増えていること、卒業後の就職先(一般就労、福祉就労)などだそうです。
戸田市は特別支援”学級”が少なかったり、県立ということで直接市と関係がなかったり(特別支援”学校”は公立学校にあるので市ですし、学童・デイサービスも市ですし、福祉作業所も市なので、特別支援”学校”だけ県になっている印象です)、まだ社会の理解・支援が広まっていなかったりと課題も感じました。
今回の見学を通して、より理解と支援が広まることを願うとともに、”ともにいきる社会”の実現、バリアフリーの社会が一歩一歩と進んでいくことを肌で感じました。