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[平成28年6月議会]賛成討論ーいじめ問題調査委員会条例の一部改正条例

[平成28年6月議会]賛成討論ーいじめ問題調査委員会条例の一部改正条例

討論では、いじめ問題調査委員会条例の一部改正条例について賛成の立場から討論に立ちました。

同条例の立法趣旨は、大津市でいじめを苦に男子中学生が自殺を図った出来事をきっかけにできた「いじめ防止対策推進法」に基づき、学校等の調査に加えて第三者による調査機関を設けることにより、調査の独立性、公平性、中立性を保つ点にあると考えられます。
戸田市においては、平成26年6月議会において当初条例が上程されており、その際は①会議は例外なしの非公開、議事録も非公開、②委員の適格性は教育委員会の個々の人選による、③守秘義務は条例上課さないこととしていました。ただ、他の自治体に先立ち条例案を制定することを踏まえ、今後の見直しは「必要と判断した場合に検討する」とのご答弁もありました。
今回の条例改正は、国の新たな方針及び全国で初めて戸田市で行われた「いじめ重大事態対応訓練」での検証に基づき、①いじめ以外の自殺等も調査対象とし、あわせて再発防止策を審議に追加することで審議の充実を図る点、②会議を原則公開に、議事録も公開にすることで審議の透明性を図る点、③委員の適格性に「心理、福祉等に関する専門的知識及び経験を有する者」と明記することで審議の専門性を高める点、④委員の守秘義務を条例上に明文化することでプライバシー保護を図る点など、法及び条例の立法趣旨に合致するものと評価できるものです。

同委員会が設置される場合は市内で自殺等を図った子どもがいる状況であることからすれば、同委員会は設置されないことを願うものでありますが、不測の際には被害に遭われた子どもたちを守るための制度です。今後も立法趣旨に添った制度を目指してほしいという期待の思いを込め、賛成討論をしました。

touron

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