[平成29年3月議会]健康福祉常任委員会1日目
10日は10時から常任委員会です。
3月議会は予算審査があるので、全4日間の長丁場です。
戸田市議会では4つの常任委員会があり、それぞれの常任委員会で予算を審査します(比較的大きい議会では、予算特別委員会を設けて審査することもあります)。
戸田の会は5人おり、酒井議員が文教・建設常任委員会(委員長)、金野が健康福祉常任委員会(副委員長)、浅生議員が総務常任委員会、佐藤議員・矢澤議員が市民生活常任委員会ですので、すべての委員会の情報を得て、発言をすることができます。
これは会派を組む大きいメリットだと思います。
では、私の所属する健康福祉常任委員会の議論の一部をお知らせします(私の発言以外も一部含みます)。
健康福祉常任委員会は、条例改正の他、予算総額の半分近くを占める(?)くらいボリュームがあるので、4つの常任委員会の中でもたいてい付託事項が一番多いです。
◆〈平成29年度当初予算〉子宮頸がんワクチン
積極的な受診勧奨を辞め、現在では年間数人程度が受診しているとのことです。副反応については、現時点で市には報告が挙がっていないとのことです。
◆〈平成29年度当初予算〉乳がん・子宮頸がん検診推進事業 4万6000円
あまり知られていませんが、戸田市在住で乳がん・子宮がん検診の無料クーポン対象者は他自治体でも検診を受けることもできます(一定の条件あり)。これがほぼ周知されていないため、過去3年間1件も利用がありません。これは非常にもったいなく、過去一般質問でも取り上げました。市内の医療機関では女性の医師を希望することは事実上難しく、他市の女性医師やかかりつけの医療機関で検診を受けたいとい方もいらっしゃると思いますので、しっかり制度周知を要望しました。
◆〈平成29年度当初予算〉市民医療センター経営改革プラン策定業務 約797万円
市内唯一の公的医療機関である市民医療センター(美女木)では一般会計から約3億円程度の繰入(いわゆる赤字補てん)が続いています。それをなんとかしようと、民間のコンサルタントに経営改革プランの策定を依頼することにしたものです。
◆〈条例〉介護老人保健施設の指定管理者に移行する条例
市民医療センターと併設する介護老人保健施設(美女木)でも同じように一般会計からの約3億円程度の繰入が続いています。職員確保や人件費等の問題で収支経営を図るのが非常に困難であり、指定管理制度に移行するものです。
◆〈条例〉福祉センター条例の一部改正条例
市内の各福祉センターでは、登録された団体は利用料金が免除・減額されており、減免団体の利用が全体の6割~8割を占めます。4つの福祉センターの施設維持管理費の総額は約1億3400万円(人件費除く)ですが、利用料金で賄っているのは5%で、95%は税金を充てる等して運営しています。そのため、受益者負担の見直し方針の見直しに基づき、負担の公平性、施設の有効活用、財源確保等の観点から、減免規定を廃止するものです(ただし、民生委員等法で認められた組織は引き続き減免対象となる予定)。今後、利用団体等に説明をしていくとのことですが、しっかりと丁寧な説明をしていただくよう会派としても要望しました。