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[健康福祉常任委員会]報告事項、視察検証

[健康福祉常任委員会]報告事項、視察検証

午後から健康福祉常任委員会です。
この日の議題は、主に報告事項①平成28年度健康づくりポイント事業の実施報告と②待機児童緊急対策についてと視察検証です。

報告事項①は、埼玉県の健康長寿埼玉モデルにより戸田市も取り組んでいる健康づくりポイント事業の結果についてです。
申込者223人(うち達成者180人)、1日平均歩数は全体で約2000歩増加、腹囲減少が60歳代女性で1.8センチ減少等が顕著にみられ、医療費削減の面では事業参加群は月平均4,849円の抑制が見られたそうです。
同事業に参加したことだけが原因となっているとは言えませんが(もともと健康志向の強い人がこのような事業に参加する傾向もあるため)、数字を見る限り一定の成果として表れたと感じました。
これからは高齢者だけではなく、若い世代も若いうちから健康づくりが大切ですね。

報告事項②は、待機児童緊急対策についてです。
戸田市は、昨年4月1日時点で待機児童106人(保留児童340人)と初の3桁県内ワースト1となったことを受け、昨年10月に待機児童緊急対策プランを策定し取り組んでいます。
受け入れ枠を大幅に増やしたものの、やはり需要も増えているようで、今年4月1日時点で待機児童83人(保留児童281人)とのことです。
数字だけ見ると、106人→83人と減っているように思いますが、実は新しい「待機児童」の定義では本来「待機児童」に含めるべき人を戸田市は含めていないので(調査に時間がかかるため)、いわゆる待機児童は83人という数字より多い可能性があるのです。
このあたりを委員会では質問しました。

ただ、これは戸田市のように東京に隣接し若い共働き世帯の多い市民を多く抱える自治体にとっては酷な面もあり、来年は550人(5園)の新設を予定し一生懸命受け入れ枠を拡大し一生懸命対応しています。
担当課のお話を伺う限りでは、やはり市内では土地がないこと、事業者を探すこと、近隣の方々のご理解を得ることなどが難しいようです。

続いて、先日行ってきた視察の検証です。
熊本県山鹿市、福岡県大牟田市の認知症の取り組みについて、各委員の感想やどのように戸田市に反映できるかについて話し合いました。
私としては、やはり「個人の尊厳を最大限尊重していること」「人の理解が何より大切であること」がポイントだと感じました。
戸田市は若い市と言われていますが、その分一気に高齢化も進みます。
視察先の担当者の方が10年かかって空気が変わってきたとおっしゃっていましたが、2025年問題を8年先に見据えた今、戸田市もさらに力を入れていかなければなりませんね。

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