<「戸田市ポイ捨て歩行喫煙をなくす条例」ー市内3駅の地区指定、指導員配置、罰則化>
平成26年6月議会の一般質問で、同条例の活用として、美化推進重点区域の指定、喫煙制限区域の指定、指導員配置、罰則化の検討を求めました。
市は「他市の実情を踏まえて」とのことでしたので、私が県南の周辺自治体(和光市、志木市、朝霞市、新座市、川口市、蕨市)の状況を調べてまとめたのが下記の表です(さいたま市も表に入っていませんが、ほぼ同様の取組みをしています)。
どこでも、ポイ捨て・喫煙条例を制定し、制定と同時か数か月以内に地区の指定をし、以来見直し、拡大をしています。多くが指導員も配置して、毎月の指導件数をHPで公開している自治体もあります。
他方、戸田市は条例制定後、地区指定をしたことも、具体的な検討をしたこともありませんでした。
確かに、条例を理念ととらえ、マナーの普及啓発に努めるのも理解できます。しかし、条例はツールであって、使うものだと私は考えています。
そこで今回、同条例の地区指定、指導員配置、罰則化などの検討を求めたところ、「一体として前向きに検討する。指導員配置は予算を伴うことから時間もかかるがなるべく早急に検討する。検討結果指定しないことになったとしても、検討内容を報告する」とのご答弁を頂きました。
地区指定、罰則化をしたからゴミがなくなるとはいえませんが、条例制定から6年が経ち、やっと重い腰があがったのではないかと思っています。