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〈戸田の会〉笹目小学校ユニバーサルデザインと学校づくり研究発表会

午後は、浅生議員と佐藤議員と3人で、笹目小学校のユニバーサルデザインと学校づくりの研究発表会に行ってきました。
これは平成27年度から戸田市教育委員会研究委嘱の研究発表会です。
浅生議員と佐藤議員は笹目地区の議員としてご招待されたようですが、私は議会でユニバーサルデザイン教育を取り上げたこともあり、個人的に勉強しに行きました。
笹目小学校の先生方には一参加者の私にも、大変丁寧なご対応をしていただき、ありがとうございました。

一年生から六年生までの各クラスで、「誰にとってもわかりやすい授業」というユニバーサルデザイン教育がなされていて、各クラスの実際の授業の様子を見学させていただきました。
黒板や教室にはわかりやすく整理された手書きのボードやグッズがあり、目で見て理解を得る仕組みが随所にありました。

一つ一つの授業は先生方の工夫が随所に見られ、「なるほど、これはわかりやすいな」と頷くものばかりでした。
ただ、個人的に疑問に思ったのは、それらのほとんどすべてが手書きの手作りであることです。
授業のICT化も進められていますが、教室にある大型テレビはあまり使われておりませんでした。
手書きのものに書き込むスタイルのものも多く、毎回すべての授業で作っていたら先生方の準備はとても大変そうです。
やはり手書きのものの方が理解が進むのか、今後ユニバーサルデザイン教育とICT化はどのようにリンクするのでしょうか。

また、ユニバーサルデザイン教育は理解に時間がかかる子どもにとってメリットはあっても、理解が早い子どもにとってどのように進めればよいかという点については、後半のシンポジウムでその答えが示されました。
シンポジウム会場でもっとも質問の多かった疑問点のようです。
理解が早い子どもにとっては、例えばミニ先生役などその子どもに役割を与えることが大切だそうです。

やはり百聞は一見にしかず、今日現場のユニバーサルデザイン教育を見学することができ、大変勉強になりました。
個人的には各クラスでの授業とあわせて、シンポジウムで登壇された八潮市の例を秀逸に感じましたが、あれだけのユニバーサルデザイン教育はやはり先生の個人の力量によるところが多いのでしょうか。
どの学校に行っても、誰にとってもわかりやすいユニバーサルデザイン教育が広がることを切に願っています。

笹目小学校の皆さん、教育委員会の皆さん、どうもありがとうございました。

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