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〈行政視察〉県南都市問題協議会 都市計画・交通問題研究部会ー東京都三鷹市

今日は県南都市問題協議会の都市計画・交通問題研究部会の行政視察で東京都三鷹市の「三鷹中央防災公園・元気創造プラザ整備事業」を見学に行きました。
県南都市問題協議会とは戸田市、川口市、蕨市の三市で広域的な行政課題について協議する場で、私は都市計画・交通問題研究部会に所属し、副部会長を務めています(部会長が蕨市、副部長会長が戸田市と川口市)。

東京都三鷹市は、人口約18万6000人、面積約16㎢、一般会計が約680億円と戸田市より一回り程大きな自治体です。
ファシリティマネジメント(公共施設の効率化)を進めるにあたり、体育館や福祉会館等を集約化し、防災公園を整備した事業で、担当課の方曰く「三鷹市政で最大規模の事業」とのことです。
防災公園として災害時一時避難場所となる公園施設を作り、その下に総合スポーツセンターを整備するとともに、老朽化した6つの公共施設を集約化し、防災センター機能を加えた多機能複合施設を整備するものです。あわせて市道を拡幅し、周辺道路の無電柱化も行っています。
各種子育てサービスも行われており、施設は若いお母さんで大賑わいでした。
視察する前は新しい大型公共施設の見学かなと思っていましたが、実際に拝見するとファシリティマネジメントの進め方、市民協働の方法、防災対策、補助金の獲得方法、ネーミングライツ、ゴミ処理施設との協働等、実に学びの多い行政視察でした。

ファシリティマネジメントの進め方としては、すべての部長が参加する三鷹市都市再生推進本部を立ち上げ全体の舵取りを行い、公募市民を含めた検討委員会で協議を重ね事業を進めました。
防災広場の下の地下にスポーツセンターを作り、スポーツセンター等ではネーミングライツ(年間計800万円)で収入を確保しています。
また、隣接するごみ処理施設の熱を活用し、ガスを使用せずすべて電気を使用し環境に配慮した効率的な管理運営を行っています。
これだけ立派な施設ですから、さぞかしお金がかかっていると思いきや、総事業費約223億円のうち、国・都の補助金の獲得を積極的に行い、実質的な市の負担を半分近い約123億円に抑えたとのことです(もちろんこの金額自体は巨額ですが、この規模の施設から考えれば随分予算を抑えたという印象です)。
細かい点では、市民大学の壁新聞のPRの方法や、災害時にこの場所が何に使われるかの掲示等、随所に工夫の見られた非常に濃い施設でした。
視察とても面白く、右を見ても左を見ても気づきや工夫があり、非常に学びの多い視察でした。
今まで議員として学んできた政策がギュッと詰まったような施設でした。

東京都三鷹市の皆さん、どうもありがとうございました。

同じ部会に所属する浅生議員と。

施設外観です。

担当部長よりご説明を受けた後、現地視察です。

スポーツセンターはネーミングライツを活用し、年間500万円の収入を確保しています。

アリーナは地下にあり、地上には防災広場があります。

広場もネーミングライツを活用し、年間300万円の収入を確保しています。

防災広場です。車椅子やベビーカーでも移動しやすい設計です。

手前に見えるのがマンホールトイレ、奥にあるのが防災ベンチ、写真の右奥には災害用井戸もあります。

一つ一つの部屋には災害時に何に使われるか掲示されており、日頃から防災意識を高めることができます。

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