件名1つ目は北戸田駅周辺の防犯対策です。
(1)声かけ・不審者等の発生状況について。
Qこんの 北戸田駅周辺は、日本不審者情報センターの発表によれば、声かけ・不審者等事案発生件数が県内ワースト1位(22件)であった。声かけ・不審者事案は女性や子どもに対する犯罪であり、早急な対策が必要だ。声かけ・不審者等の発生状況は、発生の特徴、分析は。青パトは年間5,6000万円がかかっているが、いまいち活動状況や効果等が見えづらいため、見える化をできないか。
参考:東洋経済オンライン(2018年11月1日)
https://toyokeizai.net/articles/-/246538?page=3
A市民生活部長 同センターの発表は民間団体独自の集計ではあるが、参考としたい。市としては、平成30年1月から9月までの声かけ・不審者発生は市内全域で47件。地域については特に集中しているところはなく、時間帯は夕方が多い。青パトの活動状況や効果等をホームページ等を活用して市民に周知してまいる。
(2)対策について。
①防犯灯・道路照明灯の増設を。
Qこんの 防犯灯や道路照明灯の増設を。それぞれ基準を明確化し、公表を。特に区画整理事業地内の道路照明灯は「区画整理事業地の進捗にあわせて」というあいまいなものではなく、一定の基準を設けて公表を。
A市民生活部長 道路照明灯は、幹線道路や駅周辺では30メートル程度、その他の道路は60メートル程度の間隔で設置。しかし、北戸田駅周辺を含む土地区画整理事業の区域では、既設道路に対しては、電柱共架を基本とし、①すでに既存道路に電柱が存在し、②拡幅整備済みの道路で移設の可能性が低いことを考慮し、③地域要望や道路巡回で必要と判断した場所に新設している。
A都市整備部長 防犯灯は、①市道で、市民の生活の用に供する道路で、②原則として既設の防犯灯や道路照明灯等の常夜灯の設置間隔が25メートル以上で、③夜間の通行に支障がある又は防犯上必要な場所に設置している。
②見回りの強化を。
Qこんの 見回りの強化を。
A市民生活部長 いいとだメールやtocoぷりでの情報発信、委託警備員や安全ステーションとの連携をとった青色回転灯装備車両を用いた見回りをしている。町会・自治会での自主防犯パトロールに安全ステーション活動員(警察OB)等が随行している。これらの効果により、平成30年1月から9月までの犯罪発生件数が866件(前年度比119件減少)と減少。犯罪発生率は、平成9年から14年まで6年連続県内ワースト1位だったが、平成29年にはワースト10を脱却。平成30年10月時点での暫定順位は22位と、対策の効果が表れている。今後も、防犯対策に取り組んでいきたい。
③防犯カメラの周知を。
Qこんの 駅前の防犯カメラの設置状況は。設置されていることがわかりにくい。抑止効果のため、防犯カメラを設置していることの周知徹底を。
A市民生活部長 北戸田駅周辺には出入り口付近に3基、芦原小学校交差点付近に1基、ボール公園付近に1基の合計5基を設置している。防犯カメラに気づかないという指摘については、現場確認の上、表示の追加や表示位置の変更を行い、効果的な犯罪抑止効果を行う。
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これは偶然、私がテレビ番組(バラエティー番組)を見ているときに、北戸田駅が埼玉県内ワースト1位と知り、一般質問として取り上げたものです。私も市内3駅をよく使いますが、北戸田駅はやはり3駅の中で一番暗く寒く感じます。道路照明灯・防犯灯の設置基準も明確化され、これにより適宜増設もお願いできますし、また防犯カメラ設置の抑止効果も期待できますし、青パト(5,6000万円の比較的金額が高いのに事業内容・効果が見えづらい)も見える化されそうです。