6 地元問題について
(3)荒川水循環センターの放流能力の向上を
通常、市内に降った雨水は荒川水循環センターに流れ、そこからポンプで荒川に水を吐き出しています。しかし、昨年の台風第19号の際には、荒川水循環センターの放流能力が追い付かなかったために、市内に降った雨水が荒川水循環センターに流れずに逆流し、市内各所のマンホールから噴き出す事例が多数生じました。早急に荒川循環センターの放流能力を向上させる必要があると思いますが、下水道事業管理者にお伺いします。
<下水道事業管理者>
御質問6「地元問題について」の(3)「荒川水循環センターの放流能力の向上を」についてお答えを申し上げます。
戸田市の東部地域をはじめ、古くから下水道が整備された地域は、雨水と汚水を同一の下水管で処理する合流式下水道区域になっております。
台風などの際には、雨水を含んだ大量の下水が荒川水循環センターに流入いたします。
昨年の台風第19号がもたらした大雨により、荒川の水位が昭和47年に水循環センターを供用開始して以来、最高を記録いたしまして、長時間にわたり放流しづらい状況にございました。
この結果、議員御指摘のとおり、戸田市内において、マンホールから下水が溢水する事案が複数箇所で発生したと承知をしております。
そこで、早速今年4月から水循環センターの放流能力を向上させる改修工事に着手をいたしまして、台風シーズンが到来する前の8月に完了させたところでございます。
このことによりまして、昨年同様の状況が発生した場合でも、流入する雨水をよりスムーズに荒川に放流することが可能となるものと考えております。