今日はさいたま市(浦和)にあるアトムメディカル株式会社を見学させていただきました。
アトムメディカル株式会社は、「小さな生命を救うために」をテーマとして、保育器や分娩台・内診台等の産科・婦人科用機器、新生児・小児用機器を製造・販売する会社です。
1952年に国産初の近代的保育器を製造・販売し、その後の栄養カテーテルや分娩台等、周産期に使用する専門機器を作り続け、今では国内シェアが約85%とのことです。
日本は世界最高レベルで新生児死亡率が低いのですが、それは医師や助産師の方のご努力はもちろん、このような医療機器メーカーのご努力があってこそと改めて思いました。
実は私も第一子は破水から始まったため感染の数値が高く、出産後数日間は保育器に入っていましたが、こうして実際に製造・販売している方々のお話を伺うと「保育器は母親のおなかの中と同じもの」と感じ、目頭が熱くなりました。
展示された保育器の中では小さな赤ちゃんの人形もおかれており、こんなに小さいのに一生懸命生きようとしている赤ちゃんを守る保育器は、まさに命を救っていると思いました。
どれほど多くの父親・母親とその赤ちゃんがこの保育器に助けられたことでしょう。
また、内診台も女性がいかに不安や羞恥心を減らして受診できるか苦心されているものばかりで、私も実際に乗せて頂きましたが、作られた方の配慮が伝わりました。
機器メーカーの方々も「どうしたら女性が内診を受けやすくなるか」に苦心して研究開発を重ねていらっしゃるので、一人でも多くの方が婦人科の受診に行けるようになるといいなと思います。
埼玉県にこのような企業があると知り、とても誇らしく思いました。
「国内シェア85%を誇る新生児の命を守る保育器を作る会社が埼玉にある」
このことをぜひ皆さんにも知っていただきたいと思います。
アトムメディカル株式会社の皆さん、どうもありがとうございました。
〇アトムメディカル株式会社