今日は、決算特別委員会で、中川水循環センター・県立がんセンターの視察をさせていただきました。

■中川水循環センター

県内9つの水循環センターで県人口の75％にあたる約558万人分の下水処理を行っています。下水処理で多くの温室効果ガスが排出されており、これを削減する取り組みとして、令和3年11月から中川水循環センターで全国最大規模の「汚泥消化・バイオガス発電システム」の稼働を開始。微生物が汚泥を分解する過程で生じるバイオガスを利用して発電を行うことで、年間約17,000トンを削減でき、発電した電力は民間に売却している。

この取り組みは、令和4年9月に国土交通大臣賞「循環のみち下水道賞」のグランプリを受賞した。

■県立がんセンター

同センターは「都道府県診療連携拠点病院」として埼玉県のがん診療をリードするとともに、地域の医療機関と連携して県全体のがん診療の向上を目指している。令和元年には全国34か所のゲノム医療拠点病院の指定を受け、周辺医療機関と連携して県のゲノム医療の推進に努めている。令和3年4月に独立行政法人埼玉県立病院機構が設立され、運営費負担金として令和4年度は約155億660万円を拠出。

コロナ禍のため、オンラインで病院長よりご説明を頂き、ビデオで施設見学をさせていただきました。

関係者の皆様、ありがとうございました。

本日の視察を決算審議に活かして参ります。