今日は10時から決算委員会6日目、警察本部と福祉部について審議しました。
私からは下記のような質疑を行い、提言をしました。
【警察本部】
□特殊詐欺をはじめとした総合的な犯罪対策の推進
コンビニエンスストアでの電子マネーを買わせる詐欺は、振込に比較して被害金額は低額だが、コンビニエンスストアを介することで無人のATMより水際対策が有効だと考える。コンビニエンスストアとの連携はどのように行ったか。
□自転車事故防止対策
自転車関連事故がワースト1位、過去の推移は。
また、対策として街頭活動、違反者に指導、啓発のほか、交通切符で違反者の取り締まりを実施したとのこと。実際に、自転車検挙数602件、自転車指導警告カード26万8,412件。取り締まり日数や回数、場所等は。
関連して、今年1月(令和3年度)警察庁から各都道府県に対し、今後は赤切符を積極的に活用して違反者を取り締まる旨の通達を出したようだが、それを受けて検挙件数が増えたことはあるか。
□交通バリアフリー化対策の推進
視覚障害者用付加装置の設置(10基)とあるが、埼玉県警は視覚障害者用音響式信号機の設置場所を公開しているか。警視庁をはじめ多くの県警で「音響式信号機の設置場所一覧」を公開している。埼玉県が公開していないなら、その理由を伺う。
□交通安全施設の整備等
要望をしても予算を理由に「設置困難」と回答をされることがあるが、予算額と執行率、不要額は。要望に対して設置率はどのくらいと把握しているか。
【福祉部】
□安全で安心して暮らせる社会保障の推進
生活保護の適正な実施について、令和3年度の不正受給の件数と総額、その中で返納された件数と金額、また訴訟等に発展したものがあればその概要は。専門業者に委託し、診療報酬明細書の点検を行ったとあるが、その結果はどうであったか。
□子供を安心して生み育てる希望の実現
児童虐待死亡事例について、4件とのことだが、筆舌に尽くしがたい悲しみ。児童虐待の問題というより、母子保健、望まない妊娠も含めて、妊娠出産を通した支援だと思う。先ほどのご答弁では、市町村支援、でも、保険医療部では、県独自で産後ケア事業を県独自でやっていが令和3年度は7割が不要額。県は、市町村支援、要対協への出席等をすると答弁するが、これは今までもやっていたこと。今回4件の死亡事例が起きたということを踏まえて、保険医療部・福祉部で連携してでも、新たな対策をしようという動きはないのか。
□障害者の社会参加の促進について
介助犬の給付について、補助犬育成委託費を6頭分確保されていると思うが、令和3年度の育成して給付した件数は。
□高次脳機能障害者支援体制の整備
令和3年度高次脳機能障害者支援センターの相談件数が4,392件とのことだが、相談体制と相談内容の概要は。
□発達障害者支援体制の整備
中核発達支援センターは受診者延べ2万5,473人、地域療育センターは利用者延べ8,160人、発達障碍者支援センターの相談件数3,515件とのことだが、それぞれ受診・利用・相談できるまでの期間は。
―――
《提言》
児童虐待死亡事例が4件、そのうち3件は母親が0歳児を死に至らしめるという状況を県として重く受け止め、妊娠・出産を通して、望まない妊娠へのサポート、産後ケア等、保険医療部とも連携して、母子保健のための県独自の取り組みを検討すること。