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福祉保健医療委員会視察ー愛知県名古屋市「アペロ・ヒューレ」(就労継続支援b型事業所)  

福祉保健医療委員会視察ー愛知県名古屋市「アペロ・ヒューレ」(就労継続支援b型事業所)
今日明日と、福祉保健医療委員会の視察で、愛知県名古屋市に来ています。
 
今日は愛知県名古屋市にある就労継続支援b型事業所「アペロ・ヒューレ」さんを見学させていただきました。
こちらは一般社団法人日本福祉競技機構が運営し、植物やインテリア、昆虫などの生体販売などを行い、これまで100人以上の障がいのある方が就労しており、開店した平成29年から5年連続県内最低賃金以上を達成しています(令和4年7月時点960円)。
 
代表の方が、もともと非行少年と暮らした経験から、障がいのある子どもたちの居場所の提供事業を始め(放課後等デイサービス等)、障害者介護サービス、訪問看護サービス、自立支援サポート、教育部門、高齢者介護サービス、高齢者支援施設とトータルケアサポートを展開されています。
 
障がいのある子どもたちが社会で働く「障がい者就労」は単純作業などが多い中で、子どもたちに「何をしたいか?」と尋ね、「植物や昆虫を育てたい!」と言ったことから、このような事業を始めたそうです。
様々な障がいがあっても、植物や昆虫のお世話をしっかりとして、中には数十万円もの商品もあるそうです。
私が手に取っているのがまさにその商品です。
このほかにも
①フードロス・ゴミ問題への取り組みとして、廃棄農作物をグラノーラにして販売したり、
②障がい者就労までの道のりにプラスワンしたカレッジ制度を創設したり、
③自然と人、山村と障がい者が互いに生きる森づくりをしたり、
④都市公園と就労支援を掛け合わせ、遊べるだけではなく「学ぶ!働く!新時代の公園」を提案したり、
⑤「現代教育に才を放て」とeスポーツのグローバル教育を創設したり、
と、実に多種多様な魅力あふれる事業を幅広く展開されています。
いずれも、思わず感嘆の声を上げてしまうような新しいアイディアやワクワクする雰囲気に溢れる取り組みで、質疑応答の中で「プロデューサーやブランドディレクターなど、仕掛け人がいるのですか?」とお尋ねしたところ、「いずれも子供たちや、パートナー(利用者)の声から生まれ、ブランディングも全て自力で行っている」との事ですから、とても驚きました。
「健常者が当たり前のように考える”将来の夢”や”なりたい職業”があるけれど、障がい者は夢を見ても、かなえる場所が圧倒的に少ない。”好きなことを仕事にしたい””誇れる場所で仕事をしたい””おしゃれをして仕事をしたい”、そんな当たり前の感情を大切にできる社会に向けて、様々な業種の就労支援を増やしていきたい」
という理念に、感銘を受けました。
一般社団法人日本福祉協議事項の皆様、どうもありがとうございました。
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