今日は会派視察で、庁舎建て替えの調査のため愛知県に伺っています。
本来は昨日は岐阜県庁でしたが、私は都合が付かず今日のみ日帰りで愛知県庁を視察させていただきました。
埼玉県がいま庁舎建て替えの是非について議論が始まっているため、他の都道府県の取り組みを学びました。
愛知県庁舎は昭和13年に竣工され、洋風建築の躯体の上部に城郭風の屋根を載せた日本趣味を基調とした近世代の建物(いわゆる帝冠様式)で、名古屋城と隣接の名古屋市役所本庁舎との調和にも配慮したデザインになっています。
平成26年に国の重要文化財にも指定されています。
アーチ型の格天井や壁の装飾が豪華な正庁や、のぞき窓のある講堂(旧議場)や、天皇陛下も滞在されたという貴賓室など、いずれも重要文化財に指定されるに相応しい建物でした。
驚いたのは、壁や扉がボロボロに剥がれてしてしまっていて、塗り直したりしないのかな?と思っていたのですが、聞いたところ、重要文化財に指定されているため、改修・修理については許可が必要で、簡単に改修・修理ができないためそのままになっているということです。
昨日は建て替えられた岐阜県庁を視察させていただいており、今後会派に持ち帰り、今後の建て替えの是非の判断材料にしたいと思います。
愛知県庁の皆様、どうもありがとうございました。