今日は10時から特別委員会、私は自然再生・循環社会対策特別委員会です。
今日は脱酸素社会の実現に向けた取組について審議しました。
世界の平均気温は産業革命前比で1.45度上昇し、日本の夏の平均気温も例年より1.76度高く、埼玉県は特に熊谷の平均気温(8月の熊谷の月平均気温29.7度)等も過去最高を記録しています。
県地球温暖化対策実行計画(2023年3月改正)において、2050年カーボンニュートラル宣言を掲げ、カーボンニュートラルが実現し、気候変動に適応した持続可能な埼玉を目指すべき将来像としています。
県の温室効果ガス排出量は、県では基準年度比▲17.2%であり、家庭、産業部門は省エネや再エネの普及等により継続的な減少傾向にあります。
主な取り組みは、緩和策(温室効果ガスを減らす)と適応策(影響に備える)それぞれで取り組みがなされ、中小企業・大規模事業所等のCO2削減、市町村支援等を行っています。
私からは、①市町村との連携、②「ワンチーム埼玉」の実現についてお伺いしました。
Q①脱酸素社会の実現するためには、県・市・事業者・家庭等それぞれの主体があり、さらには県の中でも産業労働・環境・保健医療・危機管理等多岐にわたり、社会全体で県民や企業が一人一人・一社一社が日々の生活や業務レベル取り組む必要があると思う。
そこで、市町村との連携という点で、例えば戸田市において、県の保健医療部の熱中症予防のための「まちのクールオアシス」と市の環境課の温暖化対策のための「クールシェア/ウォームシェア」という事業がある。切り口は異なるものの内容はほぼ同じ。新たに「クーリングシェルター」という取り組みもある。市町村との連携はどうしているか。
〇参考:市議の頃から取り上げています→[平成30年9月議会]一般質問①ー熱中症対策
https://konnomomoko.com/activity-report/assembly/17579/
A熱中症対策は重層的に取り組み、協力することが大切。重層的に周知広報をしていきたい。特に県はコンビニエンスストアや金融機関等と全県的に連携できることが強み。今後も市町村と連携していきたい。
Q②「ワンチーム埼玉」として取組むために、会議体とかイベントとか強化期間のような一堂に会する場があるのか。
A専門家委員会等に県民代表として生協が入っている。エコライフDAY&WEEK等もある。このほか、地球温暖化推進員の活動を通して、県民の声を聞く。
〇地球温暖化対策の検討に関する専門委員会
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0502/ontaisenmon.html
〇エコライフDAY&WEEK
https://ecolife-saitama.jp/
〇埼玉県地球温暖化防止活動推進センター
https://kannet-sai.org/center/sai-ccca/index.html
《提言》
「ワンチーム埼玉」での対策を推進するために、県、市町村、事業者、県民、環境保全活動団体、教育機関、研究機関などの各主体が真に「ワンチーム」として取り組むため、エコライフDAY&WEEKや地球温暖化防止活動推進員の活用のほか、特に県民に向けた具体的な施策を推進すること。
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環境対策は日々の暮らしのなかでなかなか意識できないことですが、とても大切なテーマだと思っています。
今後も学びを深め、私も発信し、取り組みを続けてまいりたいと思います。