昨日と今日は、産業労働委員会の行政視察です。
昨日は栃木県宇都宮市にある「とちぎビジネスAIセンター」で、「AI・IoT技術の導入支援」を視察させていただきました。
埼玉県では、新たな産業の育成に繋がるイノベーション支援や、企業の生産性向上に向けたデジタル化の支援が求められています。
そこで、栃木県産業の持続的な発展と「Society5.0」実現の加速化を図るため、県内企業におけるAI等導入・利活用を支援する拠点である「とちぎビジネスAIセンター」を見学させていただきました。
〇とちぎビジネスATセンター
栃木県は「新とちぎ産業成長戦略」を策定し、多様な産業の成長による価値創造の好循環の実現を目指しています。
このうち、「次世代産業創造プロジェクト」の施策の一つとして同施設が設置されています。
企業訪問等による普及啓発や、AI等の導入を検討する企業等に向けた個別相談など、企業の状況に応じた支援を行っているほか、AI等の技術を活用した機器の体験機会を提供したり、企業を対象としたワークショップや研修講座の開催など、企業の成長に貢献できるデジタル人材の育成にも取り組んだりしています。
私からは、困りごとのある県内民間企業へのアプローチは企業訪問等でのヒアリングで行っているとのことだが、解決策(ソリューション)を提供できる事業者の確保・掘り起こしはどのように行っているのか、質問しました。
ご回答としては、サブマネージャーを外部から専門職として採用し、サブマネージャーが日々情報収集に努めているとのことでした。
これらのご相談はすべて無償ということでしたので、栃木県内の民間企業の方々にとってはとても心強いのではないかと思いました。
実際に手書きの文字を電子データ化する技術や企画に合わない商品を判別する技術、来場者の顔写真から年齢や性別や感情等を判別する技術などを拝見しました。
困り事がAI等によって解決できるということをすら知らない方も多いと思いますので、今後は困り事とAI等の技術とマッチングすることが大切になってきますね。
栃木県の皆さん、どうもありがとうございました。