今日は会派でさいたま市にある埼玉県立職業開発センターを視察させていただきました。
職業開発センターとは、求職者及び在職者の方が、就職やスキルアップ等に必要な知識・技能を身につけるために設置された公共職業能力開発施設で、施設内訓練、委託訓練、技能訓練を行っています。
県内に7施設(上尾市、熊谷市、川越市、春日部校、川口校、さいたま市、秩父分校)あり、その一つが今回お伺いした職業能力開発センターです。
施設内訓練では、主に知的障がい者を対象としたサービス実務科(1年間、定員10人)、精神障がい者・発達障がい者を対象とした職域開発科(6か月間、定員各5人×2回=10人)等を行っています。
担当の職員は、特別支援学校の先生、職業訓練指導員、看護師、公認心理師等、障がいや福祉に対する理解や専門分野の知識・経験等、場合によっては生徒一人に対して先生が一人ということもあるそうです。
授業料は、1年・2年コースは年額118,800円+入校手数料2,200円、短期コースは授業料無料+入校手数料無料とのことです。
実際の授業の様子も見学させていただきました。
パソコンの勉強や簿記の勉強等、本格的なものもありましたし、特に面接の練習では、生徒の皆さんが緊張しながらも真剣に模擬面接官の質問に答えていらして、私まで本番のような緊張感でドキドキソワソワしてしまいました。
「障がい」と言っても、得意・不得意は様々で、例えば重さを計るのは得意だったり、数字が入ると難しかったり、右と左の区別がつかなかったりと一人一人違うようで、そのような特性も踏まえて丁寧な指導と仕事へのマッチングをされていることに感銘を覚えました。
埼玉県立職業開発センターの皆さん、本日はありがとうございました。