今日は、茨城県神栖市にあるかみす防災アリーナにお伺いいたしました。
埼玉県では、被災後の迅速な復旧・復興を見据えた事前準備など、全ての人々が安全で持続可能な暮らしを確保できるよう危機管理・防災体制を構築することが求められています。
かみす防災アリーナは、「もしも」のときも「いつも」のところへ、をキャッチコピーに、地域の防災拠点として位置付けられ、災害時の避難所機能及び屋内に求められる救援・救護スペース等の機能確保を目的に、防災機能を持つ多目的施設として整備されています。
計画段階から防災施設となることを想定し、運営・維持管理、学術的な知見も盛り込み、実状に沿う生きた避難マニュアルが作成されました。
また、建設中においても仮囲いや移動家具を活用したワークショップを開催し、市民に愛着を持ってもらう工夫を行いました。
平常時には安全・安心な環境の中で、スポーツ等を通じた市民の健康づくりに寄与し、各種イベントの開催により多くの人が集い、市の中心部にふさわしいにぎわいを創出している一方、災害時などには温水プールを生活用水に活用するなど、避難所施設としての機能確保も図っています。
グッドデザイン賞やウッドデザイン賞などを受賞しており、従来、閉鎖的になりがちだった防災施設が「軽快で美しいものに仕上がっている」との評価を受けています。
施設内も見学させていただきましたが、広く開放感があり、木目調の色合いがおしゃれで、夏休み期間だったからか様々な世代の大勢の皆さんでにぎわっていました。
かみす防災アリーナの皆さん、どうもありがとうございました。



