今日は、10時より平成26年度埼玉県特別機動援助隊(埼玉SMART)合同訓練に出席させていただきました。
合同訓練は戸田ボートレース場で開かれ、上田きよし埼玉県知事、県議会議員、市議会議員の他多くの関係者が集まりました。
この訓練は、大規模災害等に備え、埼玉県、消防機関及び医療機関の連携強化を図ることを目的としています。
訓練想定としては、戸田ボートレース場内でガスによる爆発事故が発生し、建物が大きく損壊し、多数の負傷者が発生している状況です。
戸田市消防本部が、近隣の消防本部に応援要請を行うとともに、埼玉県知事に対して埼玉県特別機動援助隊の特命要請を行い、各関係機関が応援に来ています。
ボートレース場に近隣市からも多数の消防車、救急車が集まり、ヘリコプターが到着しました。
敷地内では、救出救護訓練も行われています。ここで倒れているのは看護学校の生徒の皆さんです。医療を提供する側を目指す学生の方が、災害時に救護される立場を経験できるのはとても勉強になると思います。
頭に葉っぱをかぶっていたり、足から血を流していたりと設定も細かいです。
特に注目したのが、応急救護訓練です。
多数の負傷者が発生したため応急救護所を設置し、応急処置及び負傷者の病院搬送を行っています。
「トリアージ」という症状の重さによって黒、赤、黄、緑の4段階のタグ付けがされ、それぞれの色のシートに並べられます。
ここでは、戸田市他の消防本部の他、「埼玉DMAT」という川口市立医療センター他多くの医療機関から医師や看護婦の方々もいらっしゃって、緊迫した雰囲気で患者の救護訓練がなされていました。
最後の閉会式でも、消防や救急、医療現場の方々が総勢並び、厳しい訓練の成果と、大規模災害時での機関を超えた密な連携等がとても心強く思いました。