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[令和8年9月定例会]一般質問―3 女性の健康について

3つ目のテーマは「女性の健康」です。
当初は一般質問の最初に取り上げようと考えていましたが、記録的短時間大雨への対策や東京都への税収一極集中など、時宜を捉えた課題を優先し、3番目としました。
私自身、公私ともにライフワークとして取り組んでいきたいテーマです。
現在もライフステージごとの個別施策はありますが、思春期から妊娠・出産、更年期、その先まで、一気通貫した健康支援が必要です。今回は、知事のリーダーシップのもと、県政の重要政策として部局横断的に推進してほしいとの思いから質問しました。
答弁は期待したところまで踏み込んだものではありませんでしたが、「健康長寿計画推進検討会議にも御意見を伺い、部局横断で議論してまいる」とのこと。今後の具体的な取組に期待したいと思います。
また、若者の性や心身の健康を支える「ユースヘルスケア・ユースクリニック」についても取り上げました。
東京都のように潤沢な財源がなくても、県内には手弁当で活動する医師などの専門家がいます。こうした現場の取組を県が後押しすることからでも、できることはあるはずです。
女性が生涯を通じて適切な健康支援を受けられる埼玉県を目指し、今後も粘り強く取り組んでまいります。

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3 女性の健康について
(1)「女性の健康プロジェクト」を
女性の健康課題は、思春期、性成熟期、妊娠・出産、更年期、老年期と、ライフステージによって大きく変化します。
一方、女性は自分の健康を後回しにしがちです。本県の子宮頸がん検診受診率は38.2%と全国平均を下回り、全国では令和4年から6年までの3年間に自殺で亡くなった妊産婦162人のうち、約7割が産後1年以内です。経済産業省の試算では、月経随伴症、更年期症状等の女性特有の健康課題による経済損失は年間約3.4兆円に上ります。
県では、妊娠・出産支援、がん検診、更年期の啓発等、ライフステージに応じた施策を行っていますが、部局や制度ごとに個別施策を行うだけでは、どの年代にどのような支援の空白があるのか、また、実際に健診や医療につながっているのかを、生涯を通じて捉えることは困難です。
そこで、女性の健康施策をライフステージに沿って整理・見える化し、年代ごとの健康課題や支援の空白、健診・相談等へのアクセス状況を検証し、必要な施策につなげるとともに、保健医療、福祉、教育、産業労働等が部局横断で取り組む「女性の健康プロジェクト」を立ち上げ、生涯を通じて女性の健康を支える体制を構築すべきと考えますが、知事にお伺いします。

■ 知事
次に、「女性の健康について」のお尋ねのうち、「「女性の健康プロジェクト」を」についてであります。
議員お話しのとおり、女性はライフステージに応じて様々な女性特有の健康課題を抱えており、生涯を通じて女性が意欲と能力に応じて生き生きと活躍できる社会を実現するためには、それらの健康課題に対応した切れ目のない支援が必要だと思います。
そこで、県では、埼玉県地域保健医療計画の一部である健康長寿計画において、「ライフコースアプローチを踏まえた健康づくり」を基本方針の一つに掲げ、地域、学校、職域などの場を通じて、ライフステージに応じた健康づくりの取組を部局横断で支援しております。
思春期においては、小・中・高校や大学等と連携し、児童生徒、学生を対象として、妊娠・出産に関する正しい知識を身に付ける出前講座を実施
しているほか、プレコンセプションケア相談センター埼玉、通称「ぷれたま」などの窓口で相談に対応しております。
成人期、高齢期においては、乳がんなど女性特有のがんに関する検診受診の啓発に取り組むほか、働く女性の健康に配慮した企業の取組の促進などに取り組んでいます。
また、各保健所においても、女性とその家族を対象に、妊娠、不妊、メンタルヘルスケア、更年期などの女性特有の健康問題に関する電話相談等を実施しております。
人口減少・超少子高齢社会の進展の中、本県が持続的発展を続けるために、女性活躍の推進は重要です。現在の取組の中で対応ができるか否かも含め、生涯を通じて女性の健康を支える取組について健康長寿計画推進検討会議にも御意見を伺い、部局横断で議論してまいりたいと思います。

(2)高校生のためのユースヘルスケア・ユースクリニックの実施を
東京都では、産婦人科医が都立高校に出向き、性や身体に関する相談に応じる「ユースヘルスケア」の取組に加え、必要に応じて診療につなげる「ユースクリニック」が行われています。
本県でも、有志の産婦人科医等が手弁当で県立高校への講座等を行っています。県教育委員会が医療関係者と学校との橋渡しや実施校の募集、広報、経費支援等を行い、まずはモデル校からでも、「埼玉版ユースヘルスケア」を始められないか、教育長にお伺いします。
また、協力医療機関を募るなど、高校でのユースヘルスケアから地域の医療へ切れ目なくつなぐ「ユースクリニック」の仕組みを構築できないか、保健医療部長にお伺いします。

■ 教育長
金野桃子議員の御質問3「女性の健康について」の(2)「高校生のためのユースヘルスケア・ユースクリニックの実施を」についてお答えを申し上げます。
高校生の身体的・精神的な健康の保持増進を図るためには、正しい知識の提供や支援体制を整備することが大切です。
県立高校では、学習指導要領に基づき、思春期を含めた生涯の各段階における健康について指導しており、産婦人科医や助産師による講演会を行っている事例もございます。
県では、発達段階に応じた性に関する指導を充実させるため、学識経験者を含めた検討委員会において、指導法の研究等を行っております。
引き続き、学校における効果的な「性に関する指導」の研究等を行うとともに、産婦人科医や助産師による講演会の開催を支援するなど、ユースヘルスケアの取組を進めてまいります。

■ 保険医療部長
金野桃子議員の御質問3「女性の健康について」の(2)「高校生のためのユースヘルスケア・ユースクリニックの実施を」についてお答えを申し上げます。
高校生を含む若者が、年齢や発達に応じた性や健康の正しい知識を持つことは大変重要です。県では、若者が性や健康の悩みを身近な地域で相談できるよう、適切な指導・助言ができる医療機関を県ホームページで公開しております。
また、市町村ではユースクリニックの取組が行われており、県では、市町村職員等の資質向上のための研修を実施しております。
引き続き、若者が性や健康の正しい知識を得られるよう取り組んでまいります。

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