戸田市政策研究所の研究発表会


2015-03-23 14.20.21
今日は13時半から、戸田市政策研究所の研究発表会に参加させていただきました。
戸田市政策研究所とは、市長部局にあり、大学等と連携しながら政策を考える研究所のことで、今年で7年目を迎えます。自治体がこのような研究所を設けているのは珍しく、全国から多くの行政視察が来ていらっしゃると聞いています。
〇戸田市政策研究所
http://www.city.toda.saitama.jp/life/7/67/

今日は今年度研究発表の報告で、大学との共同研究に係る報告(①子どもの居場所に関する研究、②『新しいまち』に向けた創造性の検証)の他、市職員による研究報告(①「少子高齢化への戦略」、③研究成果報告としてスマホアプリ『tocoぷり』について)でした。

大学との共同研究➀については、要するに・・・
子どもの居場所が少なくなってきており、「子どものため」と言いながら途中で「環境のため」「騒音対策のため」とその他の要因で変容してしまうことを指摘し、保護者の多様性(就学前の子どもを持つ親か、小学校高学年の子どもを持つ親かなど)、大人の多様性(保護者の立場か、公園の近隣住民か)などにも議論の射程を広げることが大切だというお話、

共同研究②については、要するに・・・
”都市は創造しないと衰退する”という動機づけから、創造都市論の系譜のひとつである「イノベーション」(革新)を切り口に、戸田市の経済政策分野においてイノベーションを起こし、工場をリメイクしたオフィスや地元密着のおしゃれな飲食店など市内の実例も参考に、創造により成長していこうというお話、
でした(こんの要約)。

市職員による研究報告①では、戸田市民の平均年齢は若いが、少子高齢化は緩やかに進み、それに応じた政策が必要だというお話、研究報告②では、この政策研究所発案の市民協働アプリ「tocoぷり」運用からの課題についてのお話でした。

この政策研究所、「市長部局にある、市独自の課題について大学等と連携して解決策を提案し、実現する」というとても画期的な取組みで、その存在意義は大きいと思っています(比較的財政的に余裕があるから、こういうことができるんだろうなと思います)。
市では「政策研究所は素晴らしい!」と諸手を挙げて褒める風潮があるように感じますが、私は課題があるのではないかと思っている一人です。
テーマ設定や研究発表についても、もちろん目を引くものもありますが(今回の創造都市論をベースにした戸田市独自の経済政策イノベーションの提案など)、テーマ設定がありきたりだったり、聞く前から「こういう課題があって、こういう話になるんだろうな」と容易に想像できるものも多い印象もあります。
せっかく外部から専門家をお招きして研究していただいているのですから、一般市民から見ても容易に想像つく話ではなく、プロの行政職員が取り組んでもなお解決できないような問題について、ズバリと切り込むお話が聞きたいと思います。
また、今日のシンポジウムにしても、市長以下各部署の部長級以下トップクラスの方が大勢いらして(職員の方だけで100名近いのでは?)一般の市民の方の参加が少ないのがもったいないと感じました。
今年の予算でも総計約300万円以上計上していますし、このような専門家による外部シンクタンク的な研究所が市役所にあるというのですから、もっと多くの市民の方にも参加していただき、そして専門家による切り込んだ視点と提案で、政策の実現につながることを期待しています。