【お知らせ】
六月議会上程の議案につき、「質疑」を通告しました。
「質疑」とは上程された議案について質問することです。
議決する前に「これってどういうこと?」と質問して、賛成するかどうかの判断基準にするものです。
おそらく10日(月)に登壇する予定です。
今回質問するのは、「長期継続契約」について。
通常市の予算は年度ごとにきっちりわけなければなりません(これを”単年度主義”といいます)。
もっとも、複数年度にわたる場合は、あらかじめ予算を確保して行うこともできます(いわゆる”債務負担行為”)。
今回の「長期継続契約」というのはあらかじめ予算を確保しなくても複数年度にわたって行うことができます。
平成16年に地方自治法が改正されて長期継続契約が広く使えるようになってから、各自治体では長期継続契約条例を定めてきました。今回、戸田市が新しく条例を制定しようとしています。
長期継続契約は、契約事務の合理化というメリットがある一方、あらかじめ歳出予算が保証できないというデメリットもあります。
そこで、「どうして今、戸田市で制定するの?」「歳出予算が保証できないけど何を気を付けるの?」という趣旨で質問します。
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◇議案第60号 戸田市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例
(1)平成16年の地方自治法の改正後、約9年が経過した今、条例を制定しようとしたのはなぜか。
(2)第3条及び「長期継続契約に係る運用指針概要(案)」について。
①戸田市契約規則第27条によれば一定の場合に契約書を作成しないことが認められるが、長期継続契約の場合も同規則に該当すれば契約書を作成しないことが認められるのか。
②長期継続契約を締結するにあたっての注意点中(5)において、「双方合意」を規定しているが、歳出予算の確保が保証できないことを考慮してどのようなことを合意するのか。
③総額を500万円と定めるのはなぜか。