第2回 まちのデザイン会
今日は13時半から「まちのデザイン会」を傍聴させていただきました。
「まちのデザイン会」とは、公共施設やインフラの管理をまとめる公共施設等総合管理計画(来年度策定予定)の中で、市民の皆さんと一緒に公共施設やインフラについて現状と課題を話し合い計画策定に反映する企画です。
私も以前より市民をまじえた形での公共施設のあり方の検討を求めていましたので、とても勉強になりました。
〇平成25年6月議会ーファシリティマネジメントに市民参加を!
https://konnomomoko.com/activity-report/assembly/5453/
〇レポート2号
https://konnomomoko.com/wp-content/uploads/…/08/report_05.pdf
この日は、市役所職員の方、市民の方(町会、関係団体、公募、高校生等)がグループに分かれて各地域の公共施設のあり方をワークショップ形式で話し合いがされました。
コンサルタント会社が入っているそうで、コンサルタントの方からのご提案も受け、地図の上に実際の公共施設の名称があり、そこには「施設」のシートの上に「機能」のふせんがあります。そして、それぞれに実際のコストから算出したポイントがかかれていて、その地域の中でどのように施設・機能が集約できるかをふせんを移動しながら検討していく作業です。
これがとても面白い。
まずは、市内の一定条件以上の施設をほぼすべて網羅し、その中にどのような”機能”があり、それぞれどのくらいのコストがかかっているのかを担当課が全庁に照会をかけ把握したことが良いですね。
そして、それをどのように集約できるのか、”機能”に着目しているところがミソです。「施設を縮小することは機能を削減することではない」ということで、”施設”(ハード)と”機能”(ソフト)を見える形でわけて検討できるところが良いです。
この作業の中で、一定数ポイント削減をすることが示されるので(目安として4.6億円/年)、市としては「施設を削減する目的ではない」としつつも、やはり議論は「これとこれを集約して、この建物は要らない」という方向へ流れます。
確かに見ていると、福祉センターや市営住宅が不要となったり、介護や乳幼児サービスが削減されたりと、コストのかかる分野が容赦なく削減されていました。
必ずしも「行政=サービスが悪く、高くつく」、「民間=サービスが良く、安価」というわけではなく、民間が採算がとれずに行わないけれども、やらなければならないことを行政が行っているという事実もあります。
とはいえ、2時間半のワークショップでは、座学で終わることなく、市民の皆さんが市職員さんと一緒になって作業を進めて議論していて素晴らしかったです。
公共施設は将来の納税者も一緒に議論をということで、市内の高校生も複数人参加してくださいました。
このワークショップは全5回で、次回は11月14日(土)13:30~16:00、次々回は12月12日(土)だそうです。
ご関心のある方、ぜひご注目ください。
〇戸田市役所ー公共施設のあり方を検討する「まちのデザイン会」
https://www.city.toda.saitama.jp/soshiki/172/design.html