〈お知らせ〉戸田東小・東中学校改築工事設計業務のQ&Aについて
17日に常任委員会が開かれ、各常任委員会に議案等が付託され、戸田東小・東中学校改築工事設計業務については文教・建設常任委員会にて審議されました。
傍聴者が5人満員、地元紙の記者の方もいらしたということですので、やはり注目の高さが窺われます。
私はこの常任委員会には所属しておらず、同じ時間帯に別の総務常任委員会に出席していますので、審議を実際に見ていないので、所属する会派メンバー等からお聞きしました。後日、詳細説明や訂正があればお知らせします。
まず冒頭、教育長より今回の運びになったことについては認識の違いを反省し今後しっかりやっていきたい旨のお言葉があったそうです。[※注 修正しました(2016/6/23)]
案件自体の是非とは別に、本来このような大規模な事業は当初予算・施政方針に入れるべきもので、補正予算の質疑の中で明らかになるというのは説明不足は否めません(「何を改築するのですか?」と質問し、「実は小学校中学校を同時に建替て小中一貫校にします」と答えたというわけです)。芦原小学校の新設の際は全員協議会も開かれたそうです。
市役所内では建て替えする方向性は12月に小中一貫校にする方向性は1月に決まったそうですが[※修正しました(2016/6/20)]、3月議会や定例の委員会でも話は全くありませんでした。
ただ、委員会では様々な質疑応答が出で、全体像が少しずつ見えてきたようです。
会派メンバーからの聞き取りですが、簡単にいただいたQ&Aについて順次お知らせします。
Q 小中一貫校とする理由
他市町村で一貫校化を試行した数年後にも元に戻した例もあるという。実施後の評価を行うためにも小中一貫校とする目的とその成否の基準を明確にしておくべきではないか。
A 目的は当然明確化する。やるからには必ず成功させる自信もある。
Q 通学区
一貫校は現行の戸田東小と戸田東中学の通学範囲の子が入学できるのか。経過処置はあるのか。
A 現状と何も変更なし。県のガイドラインに基づき、既に何年も前から小中連携を行っていることで、これを施設の一体化をするタイミングで行う。ソフト面での整備は今後の検討委員会で検討する。
Q 喜沢小学校
喜沢小学校は施設分離型の小中一貫校とする考えはあるのか。あるいは、将来的に喜沢小学校に通っている子どものうち戸田東中学校に通う子どもたちを戸田東小学校の学区へ変更させる考えはあるか。
また、一貫校化の目的を中一ギャップ解消とするなら、一貫校に入学する方がギャップは大きくなるのではないか。
A 喜沢小学校とも小中一貫校とする考えは当然ある。学区については変更しない。喜沢小学校からの入学生への配慮は検討委員会で検討する。
Q 転校生・在校生への配慮は。
A 在校生への配慮は最大限行う。制限はでるが、なるべく負担をかけない形を検討委員会で検討する。また、そもそも現在では平成30年過ぎに教室が足りなくなり、小学校改修中に中学校の教室を利用できるようにするためにこのタイミングとなった。
[※修正しました(2016/6/20)]
この他、多くの質疑が出たそうです。
また進展があれば随時お知らせしていきます。
お話を伺うと、小中一貫校というのはこれまでもすでに行っていた小中連携の延長線上にあるもので、大きく変わるものではなさそうということのようです。ただ、建て替えを伴うものですし、やはり市民・議会への周知は必要だと思います。詳細は検討委員会での検討となるようですが、こちらの検討状況もフォローしていかないといけませんね。