先日、戸田市をはじめ県内で14園を経営されている株式会社フロンティアキッズ様が運営するかんな保育園にて、保育士体験をさせていただきました。
私自身が子どもを保育園に預けたりベビーシッターさんにお願いしたりするなかで、保育士という仕事に憧れを持ち、昨夏保育士資格を取得しました。
ただ、資格は取ったものの、一度も実地で学んでおらず、また、仕事上でも保育士の処遇改善などを訴える中で、本当の現場を見て、生の声を聞きたいと思い、ご無理を承知でお願いしてみたところ、大変有難いことにご快諾頂き、学ぶ機会を頂戴しました。
この日は、朝の朝礼から、午前遊び、給食、お昼寝を体験させていただきました。
体験する前は、おそらく「保育士の仕事は思った以上に大変だった!」という感想を持つのかなと思っていましたが、実際に体験してみると、もちろん保育士の仕事は思った以上に大変でしたが、それ以上に「保育士という仕事はなんて尊く、崇高なものなんだろう」と感動しました。
お子様たちは、少し体調が優れないのかぐずって先生に抱っこしながら背中をさすってもらっていたり、ニコニコ元気いっぱいで遊んでいたり、「おしっこ!」を言えたもののトイレに間に合わなかったり、好きなものはパクパクでも苦手なものは箸があまり進まなかったり、絵本が大好きで「読んで読んで!」とたくさんの本を持ってきたり、一人一人違うお子様を先生方はあたたかく優しいたっぷりの愛情をもって受け止め、生きる力を育てていらっしゃり、改めて「保育士という仕事は人を育てる実に素晴らしい仕事だ」と感じました。
先生方の中では独身の方もいるそうで、自身の子どもをおんぶしたことはなくても、背中に子どもをおんぶして、何人もの子どもを笑顔であやしていたり、自身の食事もままならずにお昼寝から起きた子どものお世話をしていたり、お昼寝中に静かに一人ひとりの保育計画や連絡帳を書いていたり、子ども一人ひとりに真摯に向き合う先生方のお姿を見ていると、たった数時間の時間でも何回も胸にこみ上げてくるものがありました。
保育士は人を育てる大切な仕事です。
もっと認められて然るべき、と私は声を大にして言いたいと思いました。
「処遇改善」という形だけの言葉や処遇条件だけではなく、その仕事そのものがもっと世の中に認められ、感謝と敬意の対象となることを切に願っています。
かんな保育園、フロンティアキッズの皆様、お忙しい中お引き受けいただき、どうもありがとうございました!様