[平成28年12月議会]交通対策特別委員会
10時から、交通対策特別委員会です。
報告案件(tocoバス喜沢・川岸循環のルート変更)と、調査事項のとりまとめ及び担当課との意見交換でした。
◆tocoバス喜沢川岸循環のルート変更
戸田東小学区で約1000戸のマンションができたこと等による児童数急増と通学路の安全確保等のため、tocoバス喜沢・川岸循環のルートが一部変更となる予定だそうです。公団前バス停等が廃止となり、戸田東中学校(北側)へのルートとなります。今後、地元町会等の話し合いをして、来年4月に変更する予定とのこと。
大型マンションが建つと、周辺のインフラもこうして変わっていくことを実感しました。
◆戸田市コミュニティバスtocoに関する調査研究
特別委員会も常任委員会のように主体的に調査研究をしていこうと、先進地を視察したりtocoバスに試乗したりしながら調査研究をまとめています。
今日は今期最後の委員会ということで、調査研究をまとめたものを市民生活部長以下担当課にお示しして、意見交換をしました。
①運行ルートについて
「南西循環」「西循環」等がわかりにくいから、「中央循環」「南循環」にしたらどうか?市民から公募をしてはどうか?
②バス停名について
バス停の名前が「〇〇丁目」等わかりにくいから、ネーミングライツ、市民から公募等を行ってはどうか?
③車内広告・アナウンスについて
車内広告が乱雑なので整理してはどうか?車内アナウンスに広告を入れてはどうか?
④住民参加について
tocoバス運営についての住民主体の協議体を設置してはどうか?
⑤時刻表などについて
広告を募り、路線バスとtocoバスとが載っている路線図・時刻表を導入してはどうか?
⑥ICカード導入について
ICカードを導入し、利便性を高めるとともにデータを収集し分析してはどうか?
ほぼいずれの項目についても導入することはできるが、予算・コストや路線バス事業者との協議が必要ということでした。
特に私としては、以下の3点を進めていきたいと思っています。
〇ネーミングライツ・広告の導入
一般質問でも取り上げていますが、戸田市はネーミングライツの要綱もでき、道路を始めネーミングライツの取組みが進みだしました。バス停も一つの具体例に進めてみたらいいと思っています。
〇住民参加の協議体設置
tocoバスには多くの要望がある一方、毎年1億円の赤字を出していることからも、もっと利用者を増やしたり、利用者であり支出者でもある住民が協議する場が必要ではないかと思っています。
〇ICカードの導入
「膨大な費用が必要」との説明でしたが、具体的な必要額を尋ねたら「1台あたり約200万円」(国際興業バスの場合。ただし上下する可能性あり)とのことで、5台全部に導入しても約1000万円です。他市では2億円弱かかっているので、戸田市での導入は難しいかと思っていましたが、約1000万円であれば具体的な検討に入ってもいいと思っています。
特別委員会は今日で終了です。
改選後の特別委員会のあり方自体も議論になっていますが、今期の交通対策特別委員会としてここまでまとめられたので、行政側で何らかの形に応えていただけることを期待しています。