〈議会運営委員会〉行政視察ー大分県中津市


議会運営委員会行政視察2日目は、大分県中津市です。
議会基本条例制定後の議会運営等、特に議会改革マニフェストについて、議会運営委員長からお話を伺いました。

中津市は、人口84,539人、面積約491.51平方キロメートル、その約80%が山林原野という市です。
大分県の西北端に位置し、東は宇佐市、南西は日田市、北西は福岡県に接し、北東は周防灘に面しています。

中津市議会では、議会本来の役割を果たすために二元代表制の確立を目指し、中津市議会改革マニフェストを策定しています。
①開かれた信頼のある議会、②行動する議会、③創る議会の三本柱で改革を進めています。
①開かれた信頼ある議会として、インターネット配信、議会広報の充実、情報の共有化、指定管理者の指定のあり方の検討、市議会議員の政治倫理に関する条例見直しを行っています。
②行動する議会として、各種団体との意見交換会、政策研究会、記者会見、議長(副議長)と各常任委員会委員長、各会派代表者、新人議員との意見交換会を行っています。
③創る議会として、積極的な行政への提案、積極的な議員間討論、質問・質疑の充実、議会運営委員会の充実、常任委員会の充実、議員定数の見直し、議事日程の改革、議決事項の検討、専門的事項に係る学識経験者の活用、常任委員会の議案提案権、議長の役職見直しを行っています。

①インターネット配信、議会広報の充実、②意見交換会、③積極的な行政への提案、専門的事項に係る学識経験者の活用等は戸田市でも既に取り組んでいます。
他方、政策研究会や積極的な議員間の討論等は参考になるところが多かったです。
政策研究会は、会派を超えて市政の課題を研究する任意の研究会で、例えば地域振興政策研究会、友好都市交流推進研究会、企業誘致及び地域活性化調査研究会、ペーパーレス議会政策研究会等があります。
任意の集まりとはいえ、会派を超えて結成されているところが特徴的です。
また、積極的な議員間の討論等は、本会議、委員会での議員間の自由討議を施行しています。
一般質問(自他ともに含む)、議案等の中から、これはというものを提案し、閉会日の2,3日前に1日設けて本会議場で自由討議を行います。
平成29年度第3回定例会では、「公民館のあり方」「若者や女性など幅広い層が立候補したくなる環境整備に向けて」という2件を議題として自由討議を行ったそうです。
議員が補足説明をして、議員間で積極的な討議を行うそうです。

戸田市も議員間討論というのはありますが、主に委員会での議論であったり、本会議場での議案に対して討論(賛成討論、反対討論)だったりします。
私自身、議員になって委員会での審議が「議員」対「執行部(市役所)」であることに驚いたのですが、自由なテーマ(時には他の議員の一般質問)について「議員」対「議員」という議論が本会議場で積極的に行われていることに驚きました。
聞くところによると、中津市議会では毎回ほぼ全員が一般質問に立つようで、本会議場で自由な発言をする土壌があるようですね。

政策研究会や自由討議といった議員間の自由な議論のやり方がとても参考になりました。

中津市議会の皆さん、どうもありがとうございました。