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戸田市議会議員研修会ー東京大学大学院特任教授 片田敏孝先生

今日は14時から、戸田市議会議員研修会です。
講師はこれまで戸田市のハザードマップ作成などでも長年ご尽力をいただいている東京大学大学院特任教授の片田敏孝先生で、タイトルは「想定を超える災害にどう向き合えばいいのか〜地域コミュニティで進める防災の可能性」です。

戸田市で2016年から30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率は「80.8%」という驚愕の数字から始まり、地震は全国どこでもいつでも起きる可能性があるというお話と戸田市に特有な災害として水害対策のお話でした。

片田先生は、釜石市の奇跡の立役者とも言われていたり、実際戸田市においても防災対策に携わっていたりするので、防災における行政の責任を高めるお立場かと思っていましたが、お話はその反対で驚きました。
「行政は守る人/住民は守られる人」という構図は、「行政は責められる人/住民は責める人」となることの危機感を訴えていらっしゃいまいた。
目指すべきは「自分の命を自分で守る」という主体的な姿勢であり、自助・共助・公助が一体となって、地域社会として自然災害に立ち向かう社会の構築ということでした。

海外諸国の防災意識、「自分の命は自分で守る」という一人ひとりの意識やそれを育てる教育などもお聞きすると、日本がいかに行政に一存しているのか、「自分の命は自分で守る」という国民意識の低さも感じました。
そんな中でも、戸田市の防災対策は、他自治体を避難所指定がされている点、地域に特化した防災ハザードマップが作成されていること、お願い会員/任せて会員など全国的にも進んでいることもわかり、嬉しくなりました。

片田先生、大変貴重なお話をありがとうございます。

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