件名2つ目は、若い世代への政策です。
(1)埼玉県の事業「3キュー子育てチケット」等子育て世代への支援について。
Qこんの 戸田市は若い世代を中心に人口増加をしており、埼玉県も県南を中心に人口増加が見られ、県政においても子育て支援が進んでいる。平成29年度より埼玉県で行われている「3キュー子育てチケット」について、県事業に市が上乗せをする場合、県から2分の1の補助が出るが、これを活用して市独自の事業をできないか。
参考:「3キュー子育てチケット」のお知らせhttps://www.pref.saitama.lg.jp/a0607/kuponn/top.html
A子ども青少年部長 本市は出生数、合計特殊出生率ともに県内では高い水準を維持しているが、最近就学前児童数は若干の減少傾向がみられる。県事業への合流は、チケット利用状況や近隣市の動向等を把握し、財政面や事務負担も考慮しながら、検討を進めている。
(2)出産・結婚・新築等お祝い品について。
①現状及び出産・結婚・新築等お祝い品の拡大を。
Qこんの 市では出産・結婚・新築等の際に苗木を差し上げているが、昨今の住宅事情等を考えると、苗木以外に、近隣市であるように子育てグッズやクーポン等の選択肢を増やすことはできないか。
A子ども青少年部長 市ではお祝い品の実施はしていない。みどり公園課では緑化推進の一環として、結婚、出産、新築の際に記念樹を贈呈している。結婚、出産、新築等に関するお祝い品の拡大は現在考えていない。行政が個人のお祝い事に関して何ができるのか、何が望まれているのか、今後の研究課題とさせていただきたい。
Qこんの 市としては苗木の贈呈は記念品であり、お祝い品ではないとのことだが、市民から見れば結婚・出産・新築等についてのお祝い品だと受け取ると思うため、市民感覚と事業目的とにズレがあると思う。記念樹事業の実績及びお祝い品の拡大等の見直しは。
A環境経済部長 平成29年度実績としては、合計709本(結婚で248本、誕生で388本、新築で78件)で執行額は約130万円で毎年700本~900本程度。樹種については集合住宅に住んでいる人も考慮し観葉植物を追加するなど見直しをした。今後も時代の変化等に応じて樹種の見直しや選択肢の拡大が考えられるため、今後の研究課題としたい。
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「3キュー子育てチケット」については、私も以前に参加した県政勉強会で知ったのですが、いまいち周知がされていなかったり、使い勝手が悪い面があったと感じていたりしました。今回、新たに県補助金を活用して市独自のサービスも始まることがわかりました。これを使えば、第3子に限ったものとはなりますが、出産お祝い品も新たにできそうです。
他方、結婚、出産、新築の記念樹事業は、「記念品」であって「お祝い品」ではないということで、行政の事業目的と市民の感覚にズレがあるなと感じましたが、よくよく担当課の思いを聞いてみると「戸田市を緑いっぱいの町にしたい」という思いが伝わりました。そうすると、厳密な意味でのお祝い品制度は戸田市においては存在しないことになりますが、いつか各課から提案したメニューを組み合わせて、好きなものを選べるような形になったらいいのになと思いました。