13時から、決算特別委員会です。閉会中に開かれていた決算委員会について討論・採決です。
会派を代表し、私が賛成討論に立ちました。
その後、全会一致で認定に賛成となりました。
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第125号及び126号の議案について、無所属県民会議を代表し、賛成討論を行います。
初めに埼玉県一般会計及び特別会計決算の認定について、です。
決算の状況について、令和3年度一般会計決算は、昨年度に続き、歳入・歳出ともに県政史上最大規模となりました。歳入では、県税の増、地方交付税の増、諸収入の増のほか、新型コロナウイルス感染症対策のため国庫支出金が大幅に増加し、歳入全体として前年度比で18.7%の増となっています。また、徴収対策の強化により納税率は98.8%と、税務統計上で最高記録を更新するなど、これまでの様々な取組は評価できるものと考えます。歳出について、審査の過程と提出された資料から、予算編成時の考え方に沿った事業の進行と適切な執行であったことが確認できました。
令和3年度は、全世界で新型コロナウイルス感染症が拡大する中で、国庫支出金や新型コロナウイルス感染症対策推進基金などの財源を最大限に活用し、補正予算を措置するなど、適時適切に対応されたことは評価できると考えます。引き続きコロナ禍の影響を注視し、より一層の適格・堅実な財政運営を求めるものです。
事業実施に当たっては、移住総合支援事業をはじめ、税外未収債権の対策、産後うつケア事業、合計特殊出生率向上のための取り組み、虐待死防止のための母子保健の取り組み、県営戸田公園の管理運営、難病患者の就労支援、県産農産物の知的財産保護の支援体制、J-ALERT作動時の避難行動の広報活動などに関する課題も見受けられました。
これらについては、委員会で決定した改善又は検討を要する事項として、執行部には適切な措置を求めるものですが、本決算については、全体として埼玉県の中長期的な課題解決を視野に入れ、喫緊の課題にも尽力し取り組んだ成果であると認められることから、本案について認定に賛成するものです。
次に、令和3年度埼玉県公営企業会計決算の認定について、です。
初めに企業局所管の事業会計についてです。
工業用水道事業については、給水収益は0.4%減少したものの、純利益3,400万円を確保し、2年ぶりの黒字決算となっています。水道用水供給事業については、給水収益は0.02%増加し、維持管理費は増加したものの、純利益21億6,300万円を確保し、同じく2年ぶりの黒字決算となっています。地域整備事業については、産業団地の分譲収益は減少したが、純利益1億500万円を確保し、7年連続の黒字決算となっています。これらの利益確保につなげた事業運営を評価するものです。
埼玉県総合リハビリテーションセンター病院事業会計については、入院収益やコロナ関連補助金の増などが貢献したため、純利益は10億3,570万円となっています。
下水道局所管の流域下水道事業会計については、電気料削減の取組みなどにより、21億7,372万円の純利益を確保したことや、老朽化対策、耐震化事業を計画的に実施するとともに、特に左岸北部と中川で行われているバイオガスをバイオガス発電事業者に売却する取り組みは、当委員会の行政視察にて現地を視察させていただきましたが、自然エネルギーの有効活用だけではなく、ガス売却収入が約2.1億円であり、経営面にも貢献するものであり、高く評価します。これらの理由から、本案についても認定に賛成するものです。
以上で、無所属県民会議を代表しての賛成討論とします。