今日は、県南都市問題協議会 都市計画・交通問題研究部会の行政視察のため、茨城県つくば市の「自転車のまちつくば基本計画と行動計画について」を見学させていただきました。
つくば市は、人口221,357人(平成26年12月現在)、92,828世帯、面積284㎢であり、戸田市と比較すると人口は1.7倍、面積は15.8倍近くある大きな市です。
つくば市は、人口221,357人(平成26年12月現在)、92,828世帯、面積284㎢であり、戸田市と比較すると人口は1.7倍、面積は15.8倍近くある大きな市です。
つくば市では、“クルマから自転車へ”という視点で、今後10年間を見据えた自転車のまちづくりを行うため、平成23年に「りんりんつくば~自転車のまちつくば基本計画」を定めました。将来像として、「つくばらしさを活かし、自転車を利用する多様なライフスタイル“りんりんつくば”を実現する」という目標を立て、自転車を地域環境や市民や市内施設への効果、多様なライフスタイルを支える交通手段として位置づけ、自転車のまちつくばの実施施策を策定しました。
〇つくば市ホームページ
http://www.city.tsukuba.ibaraki.jp/14215/14284/10076/004937.html
〇「りんりんつくば~自転車のまちつくば基本計画」
http://www.city.tsukuba.ibaraki.jp/dbps_data/_material_/localhost/kou011/jitensya_kihonkeikaku_jyo_1syou.pdf
http://www.city.tsukuba.ibaraki.jp/dbps_data/_material_/localhost/kou011/jitensya_kihonkeikaku_2syou_3syou.pdf
その取組みの具体例として、交通ルールの理解・安全利用の啓発やルール作り、自転車走行ネットワークづくり、自転車が使いやすい施設づくり、環境に優しい仕組みづくり、自転車を楽しめる機械づくりなど。
そしてこれらの施策を計画的に着実に推進するため「自転車のまちつくば行動計画」(平成23年~32年間の10年間)も策定しました。
〇「りんりんつくば ~自転車のまちつくば行動計画」
http://www.city.tsukuba.ibaraki.jp/dbps_data/_material_/localhost/kou011/bicycle/koudou-keikaku.pdf
http://www.city.tsukuba.ibaraki.jp/dbps_data/_material_/localhost/kou011/bicycle/koudou-keikaku.pdf
市役所での担当課の方からご説明を受けた後、市内の施策の一つである自転車レーンやレンタサイクルの現場も見学させていただきました。
移動中に撮影した筑波大学近辺の自転車レーンです。
自転車レーンがあっても、私が見た限りでは歩道を走っている自転車が多い印象でした。ハード面を整備しても人を動かすのは難しいのですね。
こちらは駅近くにあるレンタサイクルです。つくば駅から都心の秋葉原駅まで最短45分という距離で行けることもあり、駅周辺の駐輪場を整備し、レンタサイクルの利用促進も図っているようです。
〇つくば市レンタサイクル
http://www.city.tsukuba.ibaraki.jp/14271/14272/003134.html
これまでの取組みの成果として、自転車専用レーンの整備も進んだり、自転車通勤率が全国平均より上回ったりと少しずつ“クルマから自転車”への移行が見えてきたとのことです。
お話を伺い、やはりつくば市は、“地方”という側面と、“広く新しい町”という側面を感じました。
“地方”だからこそ、クルマがないと移動が難しく、“広く新しい町”だからこそ、まちづくりの方針のひとつに“自転車のまち”を掲げることにより、自転車の視点でまちづくりができるのではないかと感じました。