【総務常任委員会ー3日目】
今日は10時から総務常任委員会でした。
今日の議論で興味深かったのは下記の通りです(私以外の委員の皆さんのご発言も含みます)。
◆公共施設施設等整備基金積立金
「基金」とは地方公共団体がある目的を持って積み立て運用する財産のことで、今日取り上げられたのが、①財政調整基金(いろいろなことに使える預金みたいなもの)、②公共施設施設等整備基金積立金(施設整備のために使う預金みたいなもの)、②都市開発基金(まちづくりのために使う預金みたいなもの)。
戸田市(一般会計500億円、特別会計230億円規模)の場合は、この3つをやりくりし、①財政調整基金が約30億円台、②公共施設等整備基金が約10億円前後、③都市開発基金約10億円前後を維持しているとのこと。特に②公共施設等整備基金について、戸田市は市役所庁舎免震工事、上戸田地域交流センター、こどもの国など大規模な公共施設整備が続いており、平成27年度末現在高が約3億5000万円と目標値10億円の3分の1くらいしかありません。今後スポーツセンター他の再整備も考えられるため、どう基金を積み立てるのかについては、市内3か所(むつみ荘跡地等)を売却して確保する意向とのことでした。
要するに、戸田市の貯金(基金)が景気動向や大きな出費のため、目標の金額に達しないから、持っている土地を売却していくよ、ということですね。
◆競艇売上見込み
戸田競艇から毎年戸田市、川口市、蕨市に配当金が入ってきます(2:1:1の割合)。今年は、+4500万円の3億5000万円が入ってくる見込みだそうです。戸田競艇は売上悪化しているものの、大きなレースの開催や歳出の削減等に取り組み、三市に配当金を出せるようになったそうです。ちなみに、3億5000万円が入ったあとに、約7200万円が上納金として納める必要があるので、結局約2億7800万円が戸田市の収入になります。
◆市たばこ税 約10億3500万円
たばこには消費税の他、国・県・市の税金がかかっています(代金の約6割)。このうち市税については、1本あたり約5.2円(or2.5円)がかかっており、1箱(20本)あたり約105円がかかっています。平成27年度の市内販売見込み数は2億270万本。合計で約10億3500万円の市税収入を見込みます。たばこから10億円を超える市税収入があるということはあまり知られていません。戸田競艇が3.5億円ですから、その3倍近く市へ財政寄与していることになります。私もたばこ対策に取り組んでいますが、同時にたばこ税を納めていること、たばこ協会の皆さんが清掃美化活動に取り組んでいることも同時に取り上げたいと思います。
〇JTたばこワールド