<メディアドクター>
今日参加したのは、メディアドクター研究会の勉強会です。
「メディアドクター研究会」というのは、私も通っている東大医療講座の前身団体が医療に関するメディア報道を勉強する研究会です。
不確実なものである医療分野について、報道はどうあるべきか、受け取る国民はどうメディアを読み取るべきか、について学びました。
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今日のテーマは「子宮頸がんワクチンの報道」でしたが、皆さんもご存知の通り子宮頸がんワクチンは、数年前「画期的なワクチンができた!」→自治体の定期接種に!→副反応の報告が出始め…→一気に慎重論へ、とここ数年間で世間の論調が一気に変わった医療政策なので、医療に関するメディア報道を学ぶ好例だと思いました。
1993年にワクチンを開発したときからの各メディアの論調を時系列で見たり、複数の社説を読み比べてみたり、「どのように報道されるか」を考えました。
医療政策は、研究者・専門家、国・行政(厚労省)、政治が複雑に絡み合って決定し、それをメディアが国民に報道します。
国の方針・施策そのままを報道するのであれば、メディアは単なる国の広報機関に過ぎなくなるので、やはり独自の視点で国の方針・施策を評価・批判することが責務だと思いますが、それはとても難しいと改めて感じました。
http://mediadoctor.jp/menu/about.html